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両親の背が低いけど子供の身長を伸ばしたいときはタンパク質量と睡眠量に着目せよ!

    
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両親の背が低いけど子供の身長を伸ばしたいときはタンパク質量と睡眠量に着目...

「両親共々背が低いけど子供には身長高く育ってほしい!」と願っている親御様。
その願いはタンパク質を毎食食べさせることと、きちんと睡眠を取ることによって叶えられるかもしれません。
今回は子供の身長を伸ばす方法を生命科学的視点から解説しました。


本日の質問

こんにちは、陸上アカデミアの内川です。

内川

今日は背の低い親から子供の身長を伸ばしたいという質問を頂いたので回答していきます。

【子どもの身長を伸ばしたいです】

現在、中1の息子がいるんですが身長が145センチくらいしかありません。

父親は160センチ、母親は150センチなんで両親ともに背が低いの子供も背が低いままなんでしょうか?

部活でサッカーをやっているんです。
小さいのでかわいそうです。

今から身長伸ばすために効果的なトレーニングってありますか?

悩める相談者

今日はこの質問に回答していきます。

まとめると

  • 中学1年男子
  • 身長145cm
  • 父:160cm、母:150cm
  • 背を伸ばす方法はないか

ですね。

ではここから回答していきます。

結論

【今日の結論】
身長の上限を伸ばすことはできないが、その中でもタンパク質と睡眠をコントロールすれば背は伸びる!

まず、身長とはどのように決まるのでしょうか?

身長は遺伝・栄養バランス・休息の3要素の掛け算で決まる

結論から言います。
身長とは

  • 遺伝
  • 栄養バランス
  • 休息

という3要素の掛け算で決まります。

遺伝では身長の上限が決まる

まず大前提として「身長の上限は両親から引き継いだ遺伝子によって決まる」があります。

これは揺るぎない事実です。

つまり自分の身長の最大値は生まれた瞬間に決まっているということです。
こればっかりは両親次第なので自分ではどうすることもできません。

そうでないと、あなたの髪の色や瞳の色が両親と同じことの説明が付きません。
全ては遺伝子によって両親から引き継いだ性質です。

こういうことを言うと 

いやそんなことはない!両親は背が低いけどたくさん寝て、毎日牛乳を飲んだ結果私は背が高くなった!

めんどくさい人

と反論してくる方が必ずいます。

そういう方に言いたい。

それは両親が栄養不足で自分の遺伝上の最大身長まで成長しなかったからであって、あなたの身長が本来の遺伝上の身長です。

内川

このエピソードをきちんと理解することが、身長はある程度伸ばせるという結論理解することの足がかりとなります。

遺伝上の上限と実際の身長は異なる

まず両親が身長が低いから自分も身長低いという決めつけはNGです。
自分の身長の高低はこの4通りがあります。

栄養・休息十分 栄養・休息不十分
遺伝的に高身長 高い
遺伝的に低身長 低い
  1. 遺伝的に身長が高く、栄養と休息が十分だったので身長は高くなった
  2. 遺伝的に身長が高く、栄養と休息が不十分だったので身長は並だった
  3. 遺伝的に身長が低く、栄養と休息が十分だったので身長は並だった
  4. 遺伝的に身長が低く、栄養と休息が不十分だったので身長は低くなった

つまり高身長に生まれるには

  • 遺伝的に高身長
  • 栄養・休息が十分

このどちらも満たされている必要があります。

逆に低身長になるには

  • 遺伝的に低身長
  • 栄養・休息が不十分

のどちらも満たしている場合のみ発現します。

なので、例え遺伝的に身長が高い家系でも、睡眠不足で食事もまともに摂らなければ身長は並みで成長します。
ここでミソなのはあくまでも「並」ということです。
両親の身長が高い子供は放っておいても並かそれ以上になります。

考え方的には偏差値と同じです。

身長は偏差値と同じ

身長は偏差値と同じといった理由は、偏差値の定義にヒントがあります。
あれは頭の良さを表す数値ではなく、「出現確率を表したもの」です。

あなたはこのような山なりの標準偏差を表したグラフを見たことがあるかと思います。

これはまさにその高さが「出現確率」を表しています
真ん中が最も高く、両端時に行くにしたがって低くなっているということは、真ん中が最も出やすく、端に行くにしたがって出にくくなるということです。

なので真ん中の偏差値50はその出現確率が最も高く偏差値25および75は出る確率がほとんどないということです。
これがどのように身長に関係してくるかというと、遺伝子上の身長分布がこの標準偏差図だということです。

両親の値から導き出された身長の期待値が真ん中の値となり最も出やすく、端に行くにしたがって出にくくなります。
なので特段特徴がなく、普通に育てば真ん中付近の値に落ち着くということです。


仮に遺伝情報上の身長が両親ともに平均程度なら、通常の生活をしていれば同性の親の身長が偏差値50付近に来ます。
なので普通に生活していれば大体同じ身長になりますが、めちゃめちゃ栄養と休息と適度な運動をした場合にはさらに大きくなります

出現確率でいうと非常に低いものとなります。
ですがこれを今回は人為的に引き起こそうというわけです。

ここまでのまとめ
  • 身長の範囲は遺伝子で決まっている
  • その範囲のどこに収まるかは生活習慣による

「身長を伸ばす」は「家を建てる」に置き換えると理解しやすい

では期待できる身長の上限は遺伝で決まるということがわかったところで、目に見えない「身長を伸ばす」をわかりやすいようにもっと身近に捉えてみましょう。

家造りに必要なものは「設計図」「材料」「大工」だ

身体づくりはそのまま家づくりと置き換えて考えるとわかりやすいです。
家づくりに必要なものは

  • 設計図
  • 材料
  • 大工

ですね?

設計図がないと何を作ったらよいのかわかりませんし、作るものが決まっても材料がないと絵に描いた餅です。
さらに設計図、材料があっても実際に手を動かして家を建ててくれる大工さんがいないと家は完成しないですね?

このように設計図、材料、大工のいずれが欠けても家は完成しませんし、出来上がる家のクオリティは最もレベルの低い要素に依存します。

完成品のクオリティは最もレベルの低い要素に左右される

例えば最高の大工が最高の材料を用いて家を作っても、設計図がほったて小屋だったらどんなに頑張っても最高のほったて小屋しか建ちませんね?
ビルを建てたいならビルの設計図が必要なわけです。

逆に金閣寺の設計図があって最高の大工がいても、材料がその辺の板切れだったらぼろい金閣寺しかできないですよね
このように最終品の出来は3つの要素の中で最もレベルの低い要素によって決定されるということです。

ここからわかることは、いくら背の高い遺伝子を持っていても、栄養バランス、休息が足りなければ、せっかくのよい設計図も活用できないということです。

ここまでのまとめ
  • 身長の可能性は遺伝によって決まっている
  • その範囲のどこに収まるかは生活習慣によって決まる

身長を伸ばすためには栄養と休息が必要だ

ここまでで身長の可能性は遺伝によって決まっているというお話をしました。
そしてその範囲のどこに収まるかは生活習慣によって決まるという話もしました。

では我々が唯一干渉できる生活習慣とは、具体的にどのように決定されるのでしょうか?

栄養はカルシウムだけではなく、タンパク質が必要だ!

よく身長を伸ばすというと「牛乳を飲んでカルシウム補給だ!」と短絡的になってしまいますが、聡明なあなたならお分かりのように、もちろんカルシウムだけ摂っていればよい!」というわけではありません

カルシウムはあくまでも骨の枠を作る成分で、骨の中身はコラーゲンです。
そしてコラーゲンはタンパク質の一種です。

また身体を成長させるには骨に付随する筋肉や内臓の成長も不可欠ですし、これらの成分もタンパク質です。

もうおわかりのように、身長を伸ばすための栄養補給とはすなわちタンパク質が足りているか?とイコールです。
小中学生は給食によって毎日牛乳を飲んでいるのでカルシウム不足はそれほど心配しなくてよいでしょう。)

身体はいつ大きくなるかというと、寝ている時だ!

身体を大きくする成分、つまり材料については解説しました。
しかし先ほどの例え話で解説したように、設計図があって材料を運んでくるだけでは家は建ちません
大工が必要ですね?
この大工が活発に活動する時間は身体が休んでいる睡眠中なのです

成長ホルモンだけあっても身体は成長しない

一度はあなたも耳にしたことがあるかと思いますが、成長ホルモンというものが分泌されることによって身長は伸びるいわれています。

ただここで勘違いしがちなのは成長ホルモンさえあれば身長は伸びる」という勘違いです。
先ほど「設計図・材料・大工」の例で確認したあなたは既に「そんなわけない」とわかるかと思いますが、このように思っている方が多いです。
残念ながら大工(成長ホルモン)だけいても材料(タンパク質、カルシウム)がなければ身体はつくられませんよね。

成長ホルモンが出る時間は22~2時だ!

次もよく聞く話ですが、成長ホルモンが最もよく出る時間は22~2時といわれているので、この時間には寝るようにしましょう。

というより、寝る子は育つの通り睡眠時間は長いに越したことはないので、21~7時の間で8~9時間程度は睡眠を取れるようにしましょう。

現代ですと親の生活リズムに合わせていると子どもの睡眠時間は間違いなく足りません
せっかく良い設計図と良質の材料を食べさせていても、せっかくの建設時間を取れないと健やかに成長することができません。

また、記憶の定着にも睡眠は深く関わっています
毎日の勉強の成果を上げるためにも、しっかり寝るようにしましょう。

質問者への回答

というわけで今日は「子供の身長を伸ばしたい」という読者からの質問に答えてきました。

回答をまとめると

お子様の身長の上限は遺伝によって決まっているが、その振れ幅のどこに着地するかは生活習慣によって変えることができる。
今日からできることはきちんとタンパク質を摂取させ、睡眠をできるだけ長く取らせること。

内川

まとめ

【今日のまとめ】

身長の上限は遺伝によって決まっているが、振れ幅はある。
成長期が終わっていないならタンパク質をしっかり食べさせ、しっかり睡眠と取らせよう。

 

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