世田谷区かけっこ教室体験レッスンの様子(Case.3)
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世田谷区かけっこ教室体験レッスンの様子(Case.3)
こんにちは、陸上アカデミアの内川です。
今お問い合わせいただいた方限定で無料体験レッスンを実施しています。
以前の体験レッスンの様子もこちらで公開していますが、直近で体験レッスン内容をアップグレードしたので、その内容で体験された方のレッスン例をご紹介します。
内川
【レッスンデータ】
- 日時:2019/06/16 11:00
- 場所:二子玉川公園
- クライアント:小林様

レッスンの流れ
0.ヒアリングシートを元にしたカウンセリング
11:00~集合後、事前に記入いただいたヒアリングシートを元にカウンセリング
(この日は内川一人でのレッスンだったためカウンセリング中の動画と写真はないです。)
事前に頂いていたヒアリングシートでは

ということだったので、まずは「自分は速く走れるんだ!」と体験できるようなレッスンを心がけました。
その後具体的な運動状況や好き嫌い、性格、ご両親の運動経歴などなどをヒアリングしてその後のレッスン内容を調整します。
よくよく聞いてみると「毎月違うスポーツ大会があるようなスポーツに力を入れた学校」ということがわかりました。
(お父様の母校のようで、こうした環境でりひと君を育てたいというご両親の強い希望で入学を決められたようです。凄いですね。)

カウンセリング中に聞いたことの走り書き
30分間しっかりお話を聞いているとこのようなことがわかりました。
- 人見知りではないがマイペース
- 細部までこだわるより全体を捉える
- 長距離より短距離が好き
- 好きなことはトコトンやる→縄跳び大会で学年2位だったので自身を持ち、お母さんに内緒で縄跳び持ってきちゃうくらい
- 器用でも不器用でもない
- お父さんがナチュラルに運動ができる
- 幼少期から様々な身体の使い方をさせるように育てている
- 今日のレッスンも自分から「どんな先生なの?」とお母さんに聞いてきた→レッスンに興味はある
こうしたカウンセリングを経て内川が出したレッスンの方向性はこれです。
好きなことにはトコトンのめり込むタイプなので「自分は速く走れる!」とポジティブ・フィードバックがすぐに得られるレッスンにする。
内川
加えて事前にこちらの記事を読んでいただき、ご自宅でバウンディングをお試しいただいたとのことです(パパ、これやって!とお願いしたとお母様おしゃっておりました。笑)。
しかしお父さんとお姉ちゃんはできた(さすが!!)けれど、お母様とりひと君はできなかったとのことでした。
ということでもう1つ目標が。
内川
です。
ここまでお伺いして、夏休み明けにリレー選手の選考会があるのでそこに向けて足を速くしたいとのことでした。
これも去年リレー選手走っている選手をみて「やりたい!!」ということでりひと君からのオファーだったようです。
ということで今回のレッスンの目的は
- 「速く走れる」が体感できるかつ「楽しいレッスン」
- バウンディングをマスター(ないし習得のきっかけづくり)
- 夏休み明けまでに脚が速くなるプランが作れるような取っ掛かりのレッスン
に策定し、レッスンスタートです!
(体験レッスンの事例紹介も3回目に入ってきたので、重なっている部分は省いていきます。)
詳細な流れを確認されたい方はこちらを参考にしてください。
1.開始~ウォームアップ
11:30~ジョギング、体操、柔軟
その日運動をしてきたかを考慮して内容を調整します。
今日は丁寧に準備運動をします。
11:40~各部位の可動域を広げるエクササイズ
脚回し
脚回しは身体の後方で脚を上げ体側を通過、そのまま真正面まで脚を持ってきます。
でないと、空手のハイキックになってしまいます。
これでは左右の骨盤を交互に前に出して大股で進んでいるだけになってしまうので、股関節、膝関節、足首の3つの関節を90度に保ったまま前まで持ってきましょう。
後ろ脚回し
こちらは前から後ろに脚を回してくるので、真正面で上げて3関節が90度のまま後ろに持っていき、後ろでやっと脚を下ろします。
いずれにしても体側を通過するときは3関節の角度は90度で固定です。
フロントランジ
脚回しを行い可動域が少し狭かったので、本格的に動き出す前に可動域を広げるエクササイズとして取り入れます。
ポイントは脚回し同様
- 股関節
- 膝関節
- 足首
この3箇所を90度にすることです。
この3関節の中で最も大きく動かすべきは股関節です。
股関節が開かない限り速く走ることはできませんので、ウォームアップできちんと動くようにしておきましょう。
2.基本練習
11:50~基本動作(各種スキップやもも上げ)
スキップやもも上げは走りを要素分解して改善するために非常に強い効果を発揮してくれます。
これはスキップやもも上げが上手くなることが目的ではなく、走りを要素分解してその中の一つを改善するための手段です。
ポイント!
陸アカではこの様に「
考えるかけっこ:Thinking Running」を行っています。
「なぜこうなるの?」
「どうしたらより進む?」
この回答をお子様自身で導き出せるように問いかけています。
理由はお子様に「考える力」を身に着けていただきたいからです。
運動も勉強も脳で行うという点では同じです。
つまり「陸アカのレッスンは脳を鍛えている」のです。
これはどうすればもも上げが上手になるかを一緒に考えたときの動画です。
もも上げを習得するための解説
陸アカでは最初に「なぜそうなるのか?」を一緒に導き出します。
数学でいうと
先生
生徒
ではなく、
ですね?
先生
生徒
先生

です!
生徒
先生
の方が数字の羅列ではなく原理原則を覚えているので応用問題も自力で導いて解くことができます。
数学の応用問題というのは公式を導く過程を覚えていないと解けないものになっていますからね。
走り方も同じです。
「なぜももを地面と並行以上に上げてはいけないか?」から一緒に考えます。
内川
りひと君
内川
りひと君
そのとおり!
じゃあ脚はどこまで上げればいいかな?
内川
りひと君
よし!
じゃあ脚を地面と平行にしてもも上げしてみよう!
内川
りひと君
となります。
するとその5分後くらいに
なんでももを地面と平行より上げちゃいけないんだっけ?
内川
りひと君
と自分で答えられるようになります。
自分の内側から答えを導けるようになると、それは頭ではわかっている状態になります。

運動の動作習得の①は完了している段階です。
つまり頭では正しいイメージを持っていて、それを身体で表現できていないから、動きを真似できないということになります。
しかし
内川
と教えるとお子様が3ステップのどこで躓いているかがわからないまま、ただ「できない」という状態になってしまいます。
どこのかけっこ教室でもこの状態で放置されているお子様は非常に多い(というかこうした視点で指導している教室は皆無なのでしょうがないですが)と思います。
実際のもも上げ
散々一緒に「脚は地面と並行」を確認したので習得できていますね!
これが陸アカ式です。
「必ず走り方を改善します!」の秘訣を少し暴露してみました!
逆に言うとここまでしないと走り方を改善→定着できないのだから、グループレッスンで走り方が改善しないというのは当然といえば当然ですね。
それは回転寿司に行って
頑固ジジイ
と言ってるのと同じですね。笑
内川
この日は他にもいつものハイスキップやスピードスキップも行いました。
腕振りの改善
それとりくと君は腕を振らずに歩く癖があったので、動作が終わった帰りもきちんと腕を振って歩くようにしてもらいました。
腕振り自体も改善しています
これまで馴染みがなかった入力をたくさんするので、頭がこんがらがりそうになってますが、1つずつゆっくり習得していただきます。笑
3.部分練習
12:10~バウンディング
陸アカではおなじみのバウンディングです。
お子様の脚力がなくて悩んでいるご両親は多いです。
これまで体験レッスンを受けた方の悩みの8割は「脚力不足」に帰着しました。
やはりバウンディングの能力を伸ばすことが速く走ることの1つのベンチマークになるかと思います。
まずはご自宅で取り組んでいただいたバウンディングの習得状況を確認です。
やろうとしていることは伝わりましたが、上手く脚を上に引き上げることができないようでした。
(足を引き上げられないというより脚力不足により身体が上に上がらないので引き上げる時間を作れないというのが真因です。)
ということでアドバイス。
風切り音が入っているので内川のアドバイスを文字起こしするとこうです。
ケンケンじゃなくて足を上げます。
跳ぶ方のかかとを跳ばない方の膝まで上げます。
そう!
それを2回続けてやってみよう。2回続けて上げる。
ポンポン。さっきのがよかったね。
そうそうそう。じゃあもう1回やってみよう!
内川
そして修正したあとの2歩片足バウンディングがこれです。
正直上にはほとんど跳ねられてはいないです。
しかしなかった脚力がいきなりつくことはありえないですよね?
なのでどこを見ているかと言うと「やることをきちんと理解しているか」です。

3ステップの2つ目までできていて筋力的に表現ができていないならば、あとは筋力を付けるだけです。
残りは反復練習ですね。
当日教えたバウンディングの内容は全てこちらの記事で解説しているので、お子様の脚力にお困りの方は参考にしてみてください。
12:20~スタート練習
最後はいつも通りにスタート練習を行いました。
正しいスタートはこれまで公開した2名の体験レッスン例で解説したので今回は除きます。
今回は「スタートとは地面を強く押して推進力を生むことではなく、重心をズラすことによって推進力を得る」ということを体感いただくためのメニューにしました!
内川
そのために行ったのが「気をつけの姿勢のまま前に倒れる練習」です。

実際の指導の様子。
一通り説明した後に試した様子がこちらです。
↓↓↓
少し転びそうになっていますが、重心を前にズラすということはできていますね!
ここまでで重心をズラすスタートは理解しましたが3歩目から上体が上がっていたので、それを改善するための練習を最後に行いました。
膝を抜いて重心をズラし前傾スタート後、最低でも10mは前傾姿勢を保つためにトンネルになっているという例えを使って練習します。
前傾姿勢を解く=頭を上げると頭がトンネルにぶつかるということをイメージさせます。
これにしても
内川
ではなくここにトンネルがあったとして、すぐ頭あげちゃうとどう?
内川
りひと君
内川
りひと君
内川
のように自分で考えて答えを導き出せるようにします。
正直めんどくさいですが、このめんどくさい1工程を挟むだけで習熟速度は段違いとなります。
「1時間レッスンをする」ではなく、目標はあくまでも「お子様の走り方を改善する」なので、課題は1つ1つ丁寧に改善していきます。
ご自宅でお試し頂く際にもご活用してみてください。
以上で本日の体験レッスンは終了しました。
5.フィードバック
本日の体験レッスンで学んだこととこれからの課題をご両親にお伝えします。
(この日は途中でお父様とお姉さんも来ていただいたので、ご一緒にお話を聞いていただきました。)
その後は本日の感想をご記入いただき、次回のレッスンを希望される場合はその場で予約を取っていただき、体験レッスン終了となります。
※完全予約制なのでお早めの予約をオススメしております。
レッスンの感想
このときに書いていただいた感想をご紹介します。
小林璃人くん

とても家よりできてよかった!
楽しくできたからおもしろかった!
りひと君
お母様

走り方の基本を教えて頂き、よく理解することができました。
また、本人にわかりやすく楽しみながら指導していただいたことが一番嬉しく思いました。
お母様
内川のフィードバック
当初立てていた3つのゴール
- 「速く走れる」が体感できるかつ楽しいレッスン
- バウンディングをマスター(ないし習得のきっかけづくり)
- 夏休み明けまでに脚が速くなるプランが作れるような取っ掛かりのレッスン
がいずれも達成できてよかったです。
内川
またレッスン後にお母様から非常に嬉しいラインが!

なんとりひと君から
りひと君
というお願いがあったようです!
こんなにコーチ冥利に尽きることはないですね。
最後にこの言葉が引き出せたのも、事前カウンセリング&当日の30分カウンセリングでご両親の願いを全てお聞きして、オーダーメイドのカリキュラムをご提供しているからだと思います。
ここまで陸アカの体験レッスンを受けて未だに
ご両親
という感想は頂いておりません。
7月中限定で小林さんが受けたものと全く同じ体験レッスンを無料で受け付けているので、お子様の運動能力のみではなく学力も向上させたいというお子様の将来をきちんと考えていらっしゃる親御様は、ぜひこちらから申し込んでみてください。
日に日に予約が取りづらくなっているので、気になった方はお早めのご連絡をお願いします。
また
本レッスンも完全予約制のため、
枠が埋まり次第キャンセル待ちとなります。
もちろんですが
レッスン後の次回予約が優先度1なので、埋まらなかった枠をキャンセル待ちの方に回しております。
ご了承くださいませ。
PS.
本日体験レッスンにご参加いただいた小林様からレッスン後に差し入れをいただきました。
自宅に帰ってから冷やして二人で頂きました!
身体に良い味がしました!!
ありがとうございました!