必見!目標を達成するために必要な要素を見つけ出す具体的方法
で、僕が「それだけじゃなんとも言えない」って返信をしたところ、少し詳しい情報がやってきました。

追記情報はこれ。
- 中学生女子
- 100mが14秒後半
- 1週間のメニューを教えて欲しい
う~ん、まだ足りない。
(というかテキストだけでメニューを導くのは無理…)
ということで、アドバイスをお送りしました。
以下がそのアドバイスです。

この僕の返信だけ見て「なるほど!」とわかった人は相当にセンスがいいので、詳しく解説します。
まずは正しい問題解決の方法から。
(というか短距離専門の先生いるんかい!笑)
正しい問題解決の方法
決める順番は
- 目的地
- 現在地
- ルート
です。

旅行も「沖縄に行く」と決めて、今は東京にいるから羽田から那覇へ飛行機で行けばいいんだな!と決め、そのとおりに行くと沖縄に着きますよね?
それと同じです。
ですが旅行だとできるこの手順が、なぜか問題解決になるとできなくなってしまう人が非常に多いのです。
誤った問題解決の方法
それがこれです。

今回質問してくださった中学生の女の子もそうだったのですが、「手段」から先に決めたがるんですよね。
「とりあえず10時羽田発のANA34便に乗る!」って決めて、着いてから「あれ!沖縄じゃない!!」って騒いでるようなもんですね。
そりゃ狙った場所につくわけ無いですって、手段決め撃ちじゃ。
「手段」って「今」が「理想の状態」だったらいらないじゃないですか?
理想=14秒フラット
今=14秒フラット
だったら「理想と現実を埋めるためのメニュー」は「なし(現状維持でよし)」ですよね?
勉強にしても
理想=偏差値70
今=偏差値70
ならこのまま勉強してればいいですよね?
でも今=偏差値65だったら70-65=5を埋めるための行動が必要なわけじゃないですか?
なので「差を埋めるための行動=手段」と覚えておかないと、手段が目的化して迷走します。
きちんと旅行計画が立てられる人は、その原点に戻りましょう。
具体的な練習プランの決定方法
ということで具体的な練習プランの決め方をご紹介します。
まずは「自分がどうなりたいのか」を決めます。
例えば「半年後の県大会で14秒フラットで走りたい」のようにです。
ここで「数値」と「固有名詞」を入れるようにしましょう。
先程の例だと
です。
次に現状を正しく認識します。
「今は100m14″8」がこれに当たり、半年で0.8秒速くしなければいけないことがわかります。
このあとに考えるべきは、半年後に0.8秒縮めているとしたら何が必要か(もしくは何が足りないから0.8秒速く走れないのか?)を考えます。
ここで14秒フラットで走れている選手と比べて「ピッチが遅い」「スタートで出遅れている」という課題が見つかったとしましょう。
そうしたら「なぜピッチが遅いのか?」「なぜスタートで出遅れているのか?」を考えます。
スタートで出遅れる理由が「すぐに起き上がってしまうから」であれば「なぜすぐに起き上がってしまうのか」を考えます。
すると「前傾姿勢を保つ脚力がないから」という原因が見つかったなら、ここでやっと「じゃあ脚力をつけるための練習はなんだ?」と思考し、「スクワットだ!」となるわけですね。
一方同様にスタートが遅く、その遅い理由が「反応速度が遅い」選手がいるとしましょう。
この選手は「反応速度を速めること」が解決方法になるので、「ひたすら音を聞いてからの反応を速める練習」が最適解になります。
同じ「スタートが遅い」でも課題克服のためのアプローチが異なりましたね?
なのでちゃんと「自分に効く特効薬はなんなのか?」を理解して処方してもらわないといけないわけです。
鼻風邪なのに青のベンザ飲んでもしょうがないわけです。
ついでに補足すると、小学生のかけっこ教室で20人30人を同時にレッスンしているのは、腹痛、頭痛、骨折、中耳炎、花粉症、インフルエンザの患者にまとめて同じ胃腸薬処方しているようなものです。
たまたまそれが効く人もいる。ということですね。
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