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かけっこ教室や走り方教室などスポーツの習い事はどれくらいの期間通えば上達するのか?

※2023/10/01にサイト改修を行ったためデザイン等崩れている箇所がありますが、順次修正予定です。

サッカーや野球などのスポーツは「そのスポーツを行うこと」が目的であり、そのチームで試合に出たりするので、競技自体を辞めることはないが、かけっこ教室や走り方教室は別である。
それはあくまで「速く走れる状態」が欲しいわけであり、「走りたい」わけではない。
ではかけっこ教室や走り方教室などの「そのスポーツをやること」が目的ではない場合、一体どれくらいの期間通ったら良いのだろうか?

目次

本日の質問

[lnvoicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_20201022_094603-scaled.jpg” name=”内川”]

こんにちは、陸上アカデミアの内川です。

今日は「かけっこ教室にはどれくらいの期間通ったら良いのか」ということについてお話していきたいと思います。

[/lnvoicel]

[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2019/01/c4fc4680e68b3b317ed2c664c8955517.png” name=”悩める相談者”]小学生の子どもが習っていたかけっこ教室をやめるのですが、通った期間が4ヶ月です。(いくつか習い事をしており、別の習い事を始めるために一番しっくりきていなかったものをやめることにしました。)

果たしてこの4ヶ月に意味があったのか、また、そもそもどれくらいの期間通えば上達するのかをアドバイスいただけると幸いです。[/lnvoicer]

今日はこの質問に回答していきます。

まとめると

[aside type=”sky”]

  • 小学生の子供
  • かけっこ教室を4ヶ月で辞める
  • 意味があったのか
  • どれくらい通えば上達するのか

[/aside]

ですね。 ではここから回答していきます。

結論

学生期間はできるだけ継続的に
最初は高頻度で、その後は一定間隔で

まずかけっこ教室の分類の話からします。

かけっこ教室の分類

かけっこに限らず、スポーツが上達するには「体力的向上」と「技術的向上」があります。
そして体外のかけっこ教室は「大量の生徒を一度に走らせること」をレッスン内容としており、体力的には向上しますが(たくさん走るの)、走りが上手くなるといったことはほぼありません(技術的向上をしない)。

なのでそもそもの目的が「運動量を確保したい」だったら、本人と保護者が満足した時点で目標達成となり、終了でよいでしょう。

[kanren url=”https://rikujou-ac.com/method-28-2/”]

[kanren url=”https://rikujou-ac.com/method-29/”]

ここからはきちんと技術的向上をするためのかけっこ教室(もちろん陸上アカデミアもここです)には一体どれくらいの期間通えばよいのかという本筋の話をしたいと思います。

技術的向上を行うためのかけっこ教室にはどれくらい通ったら良いのか?

まず前提条件として、技術的向上はどの様に行われるのかを解説します。

技術的向上の推移

これは図解したほうがわかりやすいので、図にして解説します。
まず、横軸にレッスン期間をとった図を用意しました。
これの白矢印はレッスン等を何もしない場合の走り方の遷移です。
そして黄色ゾーンは「正しく走れているゾーン」です。
この中にいる時、上手に走れています。

正しいゾーンにいると上手に走れている

続いて、1~4の期間通ったとしましょう。図は下のようになります。

練習により「正しいゾーン」に近づく

算数の復習ですが横軸に単位が書いていないので、1は1ヶ月ではなくただの期間1です。
つまり1=7日かもしれないし、1=半年かもしれないということです。
なぜこの表記にしているかというと、この説明はあくまでイメージであり、それぞれの子供により成長速度が異なるからです。

白点線は何もしなかった場合を示し、青背景部分はレッスンを受けた期間を示します。
つまりこのケースでは期間1~4でレッスンを受け、まず自分の現在地と正しいゾーンを理解し、レッスンでの修正を一定スパンで繰り返すことにより白点線→青実線分に走りの技術が上がったことを示します。

実際にレッスンを見ていると、ここまでの期間はサッカーや野球等のその他スポーツをしている子で1~2ヶ月運動が苦手でそもそもの脚力が足りない子で3~6ヶ月程度であることが多いです。

実はこの状況は「走るのが上手くなった」と断定できる状況ではなく、「この環境だから上手に走れているだけ」だということとが往々にしてあります。
どういうことかというと、「いつもの場所」「いつものコーチ」「いつもの仲間」でノープレッシャーの状態だから気をつけられるし、上手に動けているという状況だということです。
そんなしっかり定着していない砂上の楼閣の様な走り方なので、その環境から離れたらその走りができない(例えば運動会)というのもお決まりのパターンです。

その理由を解説します。

先程の図を見ると一見スムーズに技術的向上が行われたように見えますが、実はそうではありません。
補足として図を追加してみてみましょう。

つまり、先程の右上への青矢印は、実際は上下に急上昇(上達)、急降下(忘却)を繰り返しながら、全体としては走りの技術が上がっているということになります。

勉強と同じで、放っておくと忘れるということです。
一夜漬けで覚えたことは一週間も経つと忘れますよね?でも長い時間をかけて覚えた九九は大人になっても忘れないですよね?
それと同じです。
しっかり定着する前に継続をしなくなると、いつの間にか身についていた技術も離れていくということです。

これは陸上経験者や指導者であればわかっているのですが、シンプルな競技の記録というのはひたすら上昇ということはありません。
練習して自己ベストを出しても、次の試合は一気に記録が落ちることなんてザラです。
かと思えば、全然記録が出ていない時にいきなりハネたりもします。

なので長期的視点で見て、しっかりと技術力を定着させていくことが大切です。

なのですが、必ず何割かがしてしまう過ちが、この段階で[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1237006.png” name=”保護者”]良し!走りが上手になった![/lnvoicer]と勘違いし、[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1237006.png” name=”保護者”]辞めます![/lnvoicer]となるわけです。

これは悪手ですね。
理由は下図です。

先程もお話したように、今走り方が上達しているのはそう見えるだけで、どこまで本当に身についているかはわかりません。
毎週継続的に指導を受けていることによって、この矢印がとんでもない方向に行かないように方向修正もできています。

そんな状況にも関わらず、ここで「OK!」となって勝手にフェードアウトすると、その後の矢印はこれまで制御されていた方向修正がなくなり、どこに向かっていくかわからない状態になります。

でも基本的に終了報告は決まってからの事後報告なので、[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1237006.png” name=”保護者”]辞めます![/lnvoicer][lnvoicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_20201022_094603-scaled.jpg” name=”内川”]あ、わかりました[/lnvoicel]
としかならないわけですね。

こうした例は基本的に運動が苦手でなんとかして欲しいと来た方が9割以上です。
このケースは親自身運動が苦手なことが多いので、「技術が身につくまでにある程度の期間が必要」ということがあまり理解されずに、[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1237006.png” name=”保護者”]うん、上手くなった、OK![/lnvoicer]という非常に短絡的思考になってしまうというわけです。

学力を向上させたいと思って入った塾を、テストの成績が良かったからって3ヶ月で辞めるとはならないですよね?
それと一緒なのですが、運動だと理解されない方が一定数います。

ではずっと通わないといけないかというとそうではありません。

頻度を変えるのは身についてから

結論から話すと「正しい走りのゾーン」が自分のものになれば、多少の期間指導を受けなくてもそのズレが少なくて済みます。

これは運動会やサッカー、野球等の試合など、レッスンではない機会で「走り方が変わった」ということを明確に理解できたときが目安です。
こうなると、自分自身の走りがもう既に「正しい走り」になっているので、そこからブレることが少なくなります。

ただ、あくまでも「ブレが減る」だけで、0にはなりません
理由は「青矢印は小さい矢印の集合体だから」ですね。
少しずつズレてくるので、一定期間での修正(レッスン)は必要かと思います(下図)。

個々まで来ると月1や2週に1度の間欠的な指導で補足できるので、より高いレベルの技術を習得することも可能です。

学生のうちは継続的なレッスンをオススメ

ここまでお話したのですが、とは言っても、学生のうちは継続的なレッスンをオススメします。
理由は身長、体重が増え、筋肉量も増加するので、「今までの身体の使い方をしても「正しいゾーン」に入れなくなることがあるから」です。
こうしたことが短期間に起こるのが学生時代なので、その期間中はできるだけ短いスパンで走りの技術を練習できたほうが今後のためになります。

これはコーチのポジショントークなのだろうか?

ここまでお話すると、[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2022/02/22472603-1.png” name=”保護者”]それはあなたがコーチで、たくさん通ってほしいからそう言っているだけなんじゃないですか?[/lnvoicer]という声も聞こえてきそうです。

まぁこれをポジショントークと捉えてもらっても構わないのですが、かけっこ教室や走り方教室に通っているそもそもの目的はなんですか?

  1. お金を節約すること?
  2. 子供の走りを速くすること?

もし1.なら初めからレッスンはしない方が良いと思います。

でも2.なら、結果を出すことが一番上の課題なので、これまで多くのレッスンを行い、たくさんのケースを見てきた立場から、これが最も継続的に成果出ていますよ?というお話でした。

まとめ

技術的向上が見込める教室であれば、レッスン以外での走りが変わるまではしっかり短いスパンで長く通い、変わってきたら一定期間で間欠的にレッスンを行うと、走りは変わり続ける!

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