「子供が速く走りたいと言っていてかけっこ教室に通わせたいけど、どこを選んだら良いのかわからない」。
これはかけっこ教室に限らずそのスポーツや習い事でも言えますよね。
友達が通っているところで良いのか、それとも広告が入っていた所が良いのか、Google検索で1番上に出てくる所が良いのか…。
1度決めたら別のスクールに移るのもめんどくさいし…。
この悩みに実際のかけっこ教室を経営している筆者が100%本音でお答えします!
[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2019/01/c4fc4680e68b3b317ed2c664c8955517.png” name=”悩める相談者”]子供が1年前から近くのかけっこ教室に通っているのですが、一向に速くなる気配がありません。
週1時間、コーチ1人に対して30人ほどの生徒がおり、毎回ジョギング、鬼ごっこ、準備体操、ももあげなどの動き、タイム測定、リレーをして帰ってきます。
子供は「今日も楽しかった!」と満足して帰ってくるのですが、走り方は全く変わりませんし、そもそも走り方に対する指導もあまりありません。
教室を変えるべきでしょうか?
今日はこの質問に回答していきます。
まとめると
ですね。 ではここから回答していきます。
運動機会を増やしたいのであれば通い放題のかけっこ教室。
走り方を変えてきちんと走りを速くしたいのであればなるべく高額かつできるだけ少人数(マンツーマンが理想)の教室がオススメ!
まず大前提として、何の習い事でも通わせる目的をはっきりさせないと時間とお金を無駄にして終わります。
それはかけっこ教室だけでなく、サッカースクールや野球チームでも同様です。
スポーツだけでなく勉強でも一緒ですよね、なんとなく塾に行かせるというのは非常に曖昧な理由で意味がないと思います。
ということで、まずはかけっこ教室に通う目的をはっきりさせるところから始めましょう。
では実際に陸上アカデミアに通っている方の理由を3つにわけてご紹介します。
です。
1の「走りを速くしたい」は「運動会で活躍したい」と「その他スポーツで活躍したい」に分けられます。
そして「運動会で活躍したい」は「徒競走で1番になりたい」と「リレーの選手になりたい」に分けられ、「その他スポーツで」はその他のスポーツの数だけ存在します。
今まで陸アカで挙がったスポーツ一例として
があります。
陸アカではこの目的が8割に達します。
続いて運動機会を増やしたいです。
これは現代特有の悩みで、気づいている人もいれば気づいていない人もいます。
どういうことかというと、外で遊ぶ時間が極端に減った結果、今の中学生の持久走のタイムは最早老人並だということです。
これはもちろんコロナウイルスのせいです。
とは言え、ウイルスが原因だから仕方ないで済ませられるかというとそんなことはありません。
昭和の幼少期も、平成の幼少期も、令和の幼少期も全ての人に幼少期は1度しか来ませんし、その幼少期に基礎体力を育むしか無いのです。
また、コロナウイルス問題以外にも
という問題もあり、放っておくと昔よりも運動能力が極端に低い子供が出来上がります。
なので今の親世代の認識で「普通の運動能力の子供」に育てたいとしたら、どこかにお金を払ってその機会を買わないといけないという状況になっています(特に都会だとその傾向が顕著)。
例えば僕は東京都世田谷区に住んでいますが、比較的緑が多いですが歩いていける距離で遊べるのは広場くらいしか無いですし、遊具もボールを使える場所もないです。
これはこちらの記事でも解説しましたが、3つの間(時間・空間・仲間)が失われていることによる弊害です。
これも発生理由としては2.の運動機会を増やしたいと同じで「3つの間」の減少ですが、悩みはさらに深刻です。
放っておくと運動能力がどんどん下がっていってしまうので、20,30年前は運動能力が普通~少し下程度だった子たちが、今は軒並み「運動ができない子」になってしまっているわけです。
かつては体育が「体」を「育」てるものとして運動能力の底上げに一役買っていましたが、今の体育はレクレーション化しているので、全く身体が育ちません。
これはレッスンに来ている女の子に聞いたことなのですが、体育で行うドッジボールは下投げで地面を転がして行うみたいです。理由は「捕れない子が可愛そうだから」だそうです。
捕れない子に対して撮れるような指導があるのであればその子の能力は向上しますが、捕れない子は捕れないという事実と向き合わずにそのままスルーされているのであれば、それはその子達から「ボールをキャッチする能力を育む機会」を奪っていることになります。
劣等感を感じさせない配慮も必要ですが、であれば全員がきちんと能力をマスターできるようなカリキュラムを徹底的に仕上げるべきだと思います。
ちなみに陸上アカデミアのカリキュラムは運動が苦手な子に対しては劣等感を感じさせないことに重きを置いていますが、きちんと能力を育めるように緻密に設計されています。
ここまでかけっこ教室に通う目的を3つに分けてお話してきましたが、それぞれの目標を達成するために必要な要素をこのあと解説していきます。
順番にいきます。まずは「1.足を速くしたい」。
これはもう前回の記事で詳細に解説しているので簡単に。
足を速くするには「技術的向上」と「体力的向上」が必要で、体力的向上はどこのかけっこ教室でもやっています。
その理由は技術的向上のための指導がほとんどなく、単純にリレーやタイム測定といった実践形式の練習しかしないからです。
つまり指導がないのであれば、極論、家の前で毎日1時間ダッシュ、ジョグ、ジャンプの練習をやっても同じということです。
[kanren url=”https://rikujou-ac.com/method-28-2/”]
単純な運動機会を増やすだけならこれが1番簡単です。
それこそ有象無象のどこのかけっこ教室でも大丈夫です。
体験に行って入会して毎週連れていけば、鬼ごっこやリレー、ドリルもどき、タイム測定と勝手に楽しくたくさん走らせてくれます。
これは子供も楽しくて良いし、親も子供が楽しそうで良いし、教室も楽でよいので三方良しです。
運動させることが目的なのでこれでよいのですが、ここで「走り方を変える」という目的を子供か親が追加しだすと、この三方良しは一気に崩れます。
これらの教室はそういったサービスは提供していないので、提供していないものを求めても仕方ないですね。それはファミレス行って、「ここはコース料理ないのか!」と怒っているようなものです。提供していないものを求めてはいけません。
これは「運動が苦手」でも場合分けが必要です。それは「周りと比べて少しできない」なのか「周りと比べて圧倒的にできない」なのかによって必要なものが変わってきます。
まず「周りと比べて少しできない」ですが、これは運動機会を増やすことにより解消することが多いです。それは今は放っておくと全体的に運動能力が低くなるので、少しの補填で簡単に平均レベルまで持っていくことが可能です。
難しいのはもう一方の「周りと比べて圧倒的にできない」場合。
こちらの場合は専門家の指導が必要なケースが多いです。
また、大人数でのレッスンでは完全に置いてけぼりにされてしまうので、できる限り少人数の教室がよいでしょう。
各目的によってかけっこ教室に求める要素をまとめると下表のようになります。
通う目的 | 必要な要素 |
足を速くしたい | 技術的向上を行える教室 |
運動機会を増やしたい | 一般的な教室 |
運動の苦手を克服 (周りと比べて少し苦手) | 一般的な教室 |
運動の苦手を克服 (周りと比べて圧倒的に苦手) | 極少人数で専門的な指導が行える教室 |
これがまとめた内容なのですが、ここまで読んでいただいた[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1239873.png” name=”悩める相談者”]本当にここまで考えないといけないの?
と思うかもしれませんね?なのでとりあえずの勢いでかけっこ教室に入ってしまった子のお話をしていきます。これは陸上アカデミアの体験レッスンにいらした方の話なのですが、当時お子様は小3でした。
陸上アカデミアの体験レッスンは少し特殊で、カウンセリング30分ーレッスン60分ーフィードバック30分の計2時間のマンツーマンです。
最初の30分のカウンセリングで状況把握をするのですが、そこで聞いた話を箇条書きにまとめます。
とのことでした。
つまりその女の子は小1~小3までの3年間、よく考えたら「これ足速くならないんじゃない?」と思うかけっこ教室に通い続けて来たわけです。
ここで大切なのは「2年間月謝が無駄になった…」ではないです。
「幼少期の貴重な2年も足が速くなるチャンスを捨ててしまった」ということです。
この行動をフローで考えると、
[flow]子供から「もっと脚速くなりたい!」
or
親からの「もう少し速く走れそう」→検索[/flow]
[sankaku][/sankaku][flow]Google検索[/flow]
[sankaku][/sankaku][flow]毎日レッスンの開催有無をブログで更新していると検索上位に引っかかる[/flow]
[sankaku][/sankaku][flow]子供はその体験レッスンで上記を経験[/flow]
[sankaku][/sankaku][flow]取っ掛かりとしてはよいが、それは「普通の成長+α」くらいの成長しかしない[/flow]
[sankaku][/sankaku][flow]結局クラスや学年内での順位は大して変わらない[/flow]
[sankaku][/sankaku][flow]あれ?こんなはずじゃ![/flow]
この流れです。
理由は
現代で足の速い子はなにかの運動の習い事をしており、その強度は週1の楽しいかけっこ教室よりはるかに高いから、比べると他の子の方が速くなってしまうから
です。これによって「かけっこ教室に通っているのに足が速くならない」という事態になるわけですね。何度も言いますが、普通のかけっこ教室では走り方は治らないですから。パーソナルレッスンに関しても一瞬治ったように見えるだけで、走りを治すというのは同じ刺激を長期間に渡って与え続け、その子のデフォルトを変えるという行為なので、走りが一瞬で変わるというのはありえないです。
では最後に後悔しないかけっこ教室の選び方を解説して終わりにしたいと思います。
まずは最終的に変わってもいいので、最初の目的を定めましょう。
最初に解説した通う目的です。
のどれなんだということですね。
運動が苦手なら最初は「運動楽しい」と思えれば良いので、楽しいが1番で良いと思います。
少しずつ上手になってきて「もっと速くなりたい!」と言ってきたら本格的なスクールに変えるというのも手です。
次に「運動会で活躍したい」「サッカー、野球などの他のスポーツで活躍したい」。
これらはもう既に「速くならなければならない」と自分で決めているので、いきなりしっかり「指導をしてくれる教室」に入れるべきです。
続いて「運動機会を増やしたい」の場合。
これは正直どこでもよいのですが、なるべく通い放題の教室がよいと思います。
理由は回数をこなすだけ苦手意識もなくなり、普段の運動機会が減っている分の補填になるからです。
運動機会を増やすのであれば、何度でも通えるほうが目的とも一致していますしね。
最後に「走りを変えて足を速くしたい」場合。
まず東京、神奈川、埼玉、千葉の方。
これらの都県の方は迷わず陸上アカデミアへどうぞ。
東京都含め関東圏に技術的指導をして、本気で子供の走り方から変えるかけっこ教室がないので陸上アカデミアを立ち上げました。
一度騙されたと思って体験レッスンに来てみてください。必ず感動させます。
ここまで自信があるのは、実績があるからです。
関東圏の他のかけっこ教室で、他県からわざわざ来る教室はありますか?
うちは来ます。
山梨から3時間かけて体験に来ていただいた方もいました。
静岡から高速を飛ばして体験を受けて、パーソナル契約してくださった方もいました。
こうした教室になるように作って、実際に実績があるので、陸上アカデミアは自信満々です。
「走り方から変えて実際に足を速くしたい」と思っている方は、体験レッスンで会いましょう。
しっかり指導してくれるかけっこ教室の探し方としては、地域で1番高額なところから体験に行きましょう。
理由は1人1人しっかり指導すると、単価が高くならざるをえないからです。
1人のコーチが同時に見れる人数には限りがあります、陸上アカデミアもコーチ1人につき4人までと決めています。
必ず高いところでないとダメなのか?という質問もあると思います。これはイエスです。
個別指導塾は集団塾と比べて高いですよね?
そういうことです。
そこでダメなら次に高いところへ。
これの繰り返しです。
それでもダメなら、陸アカのメソッドを全国どこでも体験できるオンラインスクールも開校しているので、まずはこちらの無料動画で7日間でスタートダッシュを0.5秒速くしてみてください!
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