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短距離・跳躍選手が有酸素運動をすると筋肉が減って速筋が遅筋に変わる

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冬季練習や体力をつけたいときに頼りがちなジョギングですが、あなたがスプリンターないしジャンパーだった場合には控えたほうが懸命です。
理由は有酸素運動は筋肉を減らし速筋を遅筋に変えるからです。
今回は短距離、跳躍選手が体力をつけるために取り組むべきことを解説します。


目次

本日の質問

こんにちは、陸上アカデミアの内川です。

今日は短距離選手がジョギングをするべきか?という質問です。

あなた
あなた
陸上をやっています。
短距離なのですが体力をつけたいです。

そこでスロージョギングをやろうと思っています。
1日30分くらいやるつもりですが効果はありますか?

今日はこの質問に回答していきます。

まとめると

  • 短距離専攻
  • 体力をつけたいので30分程度のジョギングを行おうと思っている
  • 意味はあるか?

ですね。

ではここから回答していきます。

結論

【今日の結論】
ジョギングをしても筋持久力はつかない上に、筋肉が減るからやめたほうがいい。

今回の記事は冬季練習に取り組んでいる人全員に読んで欲しい記事なので、部活のメニュー決めの際に参考にしてみてください。

スプリンターが伸ばすべき持久力は筋持久力だからジョギングはいらない!

まず結論で述べましたが、スプリンターが全身持久力を伸ばしてもスプリント能力は向上しません
では全身持久力と我々が伸ばしたい持久力は何が異なるのでしょうか?

我々が伸ばしたい持久力それは筋持久力といい、ジョギングで鍛えられる全身持久力とは異なります。
ここから先は筋持久力と全身持久力は何が異なるのかについて解説していきます。

まず100m走と400m走ではエネルギー機構が異なります
エネルギー機構というものはどこからエネルギーを得ているかの違いです。

長財布なのか小銭入れなのか電子マネーなのかクレカなのかといった違いです。

全力で運動を継続した場合のエネルギー機構の遷移を表した表はこちらです。

機構名 継続時間 運動例 エネルギー源
ATP-クレアチンリン酸(CP)機構
(非乳酸性機構)
約10秒 100m、走り幅跳び クレアチンリン酸
乳酸性機構 1〜2分 400m、800m グリコーゲン(解糖系)
有酸素機構 3分以上 1500m以上 グリコーゲン&脂肪

下図のようにあなたの中にもいくつかのエネルギー機構が存在し、運動継続時間と運動強度によって使い分けています
つまり100mや幅跳び、筋トレならATP-CP経路、400mやインターバルトレーニングなら解糖系、アップのジョギングでは有酸素機構のようにです。

そして各々のエネルギー機構は絡み合いながら使われますが、鍛えるのは別々だということです。
ATP-CP機構も解糖系も有酸素機構も訓練によって持続時間や強度は上がりますが、鍛えたい機構を使わないと鍛えることは出来ません。
もっと簡単にいうとダッシュばかりやっていても1500mは速くならないということです。

これは科学的に解明された内容です。

これらの事実からわかることは、短距離走における持久力をつけたいのに30分ジョギングをすることはなんの意味もないということです。

→【スプリント能力を上げたいならクリーンの記録を上げろ!

こんなにある!スプリンターから見る有酸素運動の弊害!

ここまでで短距離走を速くするのにジョギングは必要がないということはお伝えしましたが、さらに衝撃の事実をお伝えします。
それは有酸素運動はスプリンターにとってマイナスであるということです。
マイナス要因としては次の3つが挙げられます。

  1. 長時間の有酸素運動は筋肉を減らす
  2. 速筋が遅筋に変化する
  3. コルチゾールの増加

です。

それぞれ見ていきましょう。

【衝撃の事実1】有酸素運動は筋肉を減らす!

これが最も衝撃的な事実ではないでしょうか?
そう。
ある条件で有酸素運動を続けると筋肉が減ってしまいます。

筋肉が減る理由はエネルギーになってしまうから

どういうことかというと、エネルギーの生成源に問題があります。
はじめに使われるATP-CP経路は体内のクレアチンリン酸とADPという物質をリサイクルして使います。
つまり原料を必要とはしません(厳密には使いますが今回は無視します)。

一方乳酸機構と有酸素機構はグリコーゲン、それから脂肪をそのまま分解してエネルギーにします
その際エネルギーになるのは

  • グリコーゲン
  • 脂肪
  • 筋肉

です。

グリコーゲンは肝臓で最大120g、筋肉で300gしか貯め込むことは出来ません。
それ以上のエネルギーが必要になると脂肪、それから筋肉が分解されてエネルギー源として消費されます。

つまり毎日のように部活で練習していて、通常のアスリートレベルしか体脂肪がない場合。
その状態でジョギングを長時間してグリコーゲンが枯渇するとします。
すると残りの使えるエネルギー源は「筋肉」しかありません

とすると、今出力を上げるために必死で筋トレをして、やっとのことでつけた筋肉がエネルギー源として消費されてしまうということです。

つまり短距離走のタイムを上げたい人が長時間のジョギングをすることによってプラスは0で、マイナスしかないということです。

ボディビルダー、フィジーカーは減量中もめったに有酸素運動はしない

この内容に[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1022298.png” name=”悩める相談者”]ホントかよ!??