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【陸上初心者必読!】小学生に走り幅跳びを指導するための教科書

    
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【陸上初心者必読!】小学生に走り幅跳びを指導するための教科書

陸上競技初心者がいきなり走り幅跳びの指導をしろ!と言われたら困りますよね?
全国のこうした状況の体育教師のために、走り幅跳び全国7位入賞者が、初心者が初心者に指導するためのポイントについて解説しました!


本日の質問

こんにちは、陸上アカデミアの内川です。
今日の質問はこちら!

内川

【陸上初心者が走り幅跳びの指導をする際の注意点】

こんにちは、小学校の教師をしているものです。
今回私の勤務先の小学校が市内の陸上大会に参加することになり、任意で参加者を募りました。
私が監督、引率という立場ですが、放課後の練習も数回見ることになりました。

私自身陸上競技は全くの初心者で、走り方などは教員になる際に学んだ程度です。

こんな状態なので走り幅跳びの指導方法が全くわかりません。

注意するべきこと、やるべきメニューなどご教授いただけますと幸いです。

悩める相談者

今日はこの質問に回答していきます。

まとめると

  • 小学校教員
  • 陸上初心者
  • 走り幅跳びの指導をしなければならない

ですね。

実は僕のところには大きく分けて2つの質問が来ます。

先生が走り幅跳びを教えてくれない!!

子供と保護者

陸上競技全くの初心者だけれど小学生の大会に出場する選手に走り幅跳びを教えなければならなくなって困ってます!!!!

先生

です。

先生に教えてもらえない子供や保護者も可愛そうですが、自分も知らないものを子供に教えなくてはならない先生も可愛そうです。
win-win ならぬ lose-lose

ということで、どちらも救うために走り幅跳びで日本7位だった陸アカ代表の内川が、「サルでもわかる走り幅跳び」として走り幅跳びの初歩を解説していきます。

ではここから回答していきます。

結論

【今日の結論】
ポイントは3つだけ

  1. 全力で走る
  2. 毎回同じテンポで走る
  3. 全力でジャンプする

これを個別で練習させよう!

全力で走らないと走り幅跳びの記録はできないことを理解しよう!

まず小学生の走り幅跳びの試合を見ていると、レベルの高い大会を除いて助走を全力で走っていない選手が非常に多いです。

これは100mのように全力で走った結果、踏切板前で足が合わないことに途中で気づいてスピードを落とすかです。

ここで小学生の助走を場合分けしてみましょう。

踏み切りが合う 踏み切りが合わない
全力で助走
途中で緩める

つまりパターンは4つあります。

  1. 全力で走って助走が合う
  2. 全力で走って助走が合わない
  3. ゆっくり合わせに行って足は合うがスピードはない
  4. ゆっくり合わせに行って足が合わない

ここで記録が残るのは1.3ですが、3はスピードが足りないので間違いなく記録は悪いです。
つまり途中でスピードを落とした結果助走があったとしても記録は良くないので、スピードを落としてまで助走を合わせる意味はないということです
潔くファールしましょうということです。

助走が合わない場合に潔くファールするということは、助走を合わせる能力のない選手は問答無用で試技3回全てファール(いわゆる3ファー)となります。
なので全力で走って助走が合わせることは、走り幅跳び選手として必須の能力ということです。
むしろ「全力で走って踏切を合わせられない選手は走り幅跳び選手とは言えない」くらい言いきってもよいかもしれません。

なので指導者は全力で走ることを第一として教えることが大切です。

ここまでのまとめ

全力で走ることを第一優先事項として教える

踏切で足を合わせるには毎回同じテンポで走ることが大切だ!

ここまでで

全力で走ったら助走が合わなくない?

悩める相談者

と思われたあなた、

実にいい質問ですね!

内川

50mや100m走の時のように何も考えずに全力で走るのでは間違いなく足は合わないです。

ではどうすればよいかというと、毎回同じテンポで走ることが必要です。

同じテンポで走れば理論上毎回助走は合う!

では毎回同じテンポで走れば論理上毎回足は合うとは、一体どういうことかなのでしょうか?

例えば1度全力で走って完璧に足が合ったとします。
その時に足をついた位置が地面に跡として残ったとします。

次の助走もその跡と寸分違わずに走ったとすると、まず間違いなく踏切は合うのは確実ですね?
そういうことです。

実際に助走路に跡を残すことはできませんが、要はぴったり合った助走と同じ場所に足を着く、つまり同じリズムとスピードで走れば原理上毎回助走は合うことになります。
なので毎回同じテンポ、リズムで走れば助走は合うということが言えます。

足が合わない理由は下手くそか風が吹いているかのどちらかだ

ここまでで「毎回同じテンポで走れないと踏切がズレる」ということは分かったかと思います。
つまりいつも同じテンポで走れていない、助走が下手くそな選手は足が合わないということです。

ですが実はそれ以外にも助走が合わない場合があります。
それは風が吹いているときです。

追い風の場合は助走速度が上がります
よって通常の助走距離では足りなくなってしまうのでファールしてしまいます。

一方、向かい風の場合は助走速度が下がります
よって歩幅が通常の助走距離より短くなってしまい、踏切板に届きません

なのでまずは風がない状態通常の助走距離を定めておき、当日の風の状況に合わせて距離は前後させるようにしましょう。

ここまでのまとめ

毎回同じテンポで走れば踏み切りは合う
風がある場合は通常の距離で合わせて踏み切った後、助走位置を前後させる

きちんとジャンプして「走り幅跳び」にすること

小学生の走り幅跳びを見ていて(自分でやっていたころを思い出して)感じるのは、みんな走り幅「またぎ」になっているということです。

記録が伸びない理由は走り幅またぎになっているからだ!

どういうことかというと、走り幅跳びでは踏切板でジャンプします。
その場でやってみるときちんと跳び上がりますね?

一方走り幅またぎは跳んでいるのではなく、大股走りをしているだけです。
歩いていて水たまりをまたぐイメージです。

これは跳んでいないですよね?

ジャンプというのは完全に両足が宙に浮いている状態がしばらく続くことです。
一方片足をついた状態でもう片足を大きく前に出し、後ろ足を話してそのまま前足をついているのはまたぐという動作す。

これだと単純に滞空時間が短くなるので、せっかく助走で前へのエネルギーがあったとしても全く進まない跳躍となってしまいます。

走り幅またぎになるのは脚力不足が唯一の原因だ!

ではいったいなぜ走り幅またぎになってしまうのでしょうか?
これは2つの理由に分けられます。

  1. 踏切板でジャンプすることを知らない
  2. ジャンプをしたいけれどできない

です。

説明の順番上2.から先に説明します。

2.わかっていても身体がついてこない

2.はわかっても体がついてこないタイプですね。
これは単純に脚力(筋力)不足で体が上に上がらないだけなので、筋力を上げればよいですね。
そのための方法はこちらの記事で説明しているバウンディングを行えばよいです。

続いて1.です。

1.動きを理解していない

1.は走り幅跳びのイメージだけ先行していて、実際の選手はどういう動きを意識しているかは理解していない状況です。
最後に「全力で跳ぶ」ということを身に着けさせるための方法をご紹介します。

全力で跳ぶを掴むために
  1. まず1歩スキップから始めます。
  2. 1歩でマリオの様にジャンプします(今は右足でジャンプするとします)。
  3. 次に左足で着地します。
  4. そのまま次の右足でジャンプします。
  5. これを繰り返していきます。

つまりジャンプして逆足で着地、ジャンプして逆足で着地を繰り返します

1~3を切り取ったものがこれです。

先日走り幅跳びのパーソナルレッスンをした際に僕がお手本を見せたものを、お母様がスマホのスーパースローで撮っていただいたものです。

この状態ではスピードがあまりつかないので、筋力自体はそこまで要求されません
なので、「全力で跳ぶこと」を最上の目標にしましょう。

これができるようになったら次は筋力を上げるために少しスピードをつけます
踏切足は同じなので3歩スキップにします。
右足ジャンプして左足着地、そこから右、左の2歩でダッシュして右足で踏切です。
つまりジャンプ→着地→2歩走る→ジャンプを繰り返します。

先ほどの1歩スキップと比べて2歩分ダッシュするので先ほどより踏切時のスピードが上がっています
なのでより強い脚力が必要とされます。
この速度に耐えて全力で跳べるようになれば、より強い脚力が手に入ります。

このように間のダッシュを伸ばすことによって助走時のスピードが上がるので、その状態でジャンプできるようにすることにより、より強力な脚力が手に入るわけです。
最終的に自身の助走距離分のスピードがついた状態で、全力で踏み切れるようにしましょう

上記のバウンディングとこのダッシュ踏切を組み合わせて、全力で踏み切れるようにしましょう。

ここまでのまとめ

脚力をつけつつ、自分の最高速度でも踏み切れるように1歩スキップから練習を始める

まとめ

【今日のまとめ】
同じテンポかつ全力で走り、きちんと全力でジャンプできるように練習させよう!

全ての悩みは無知から生じる

ここまでで走り幅跳びの初歩の初歩を解説してきました。

ですがこんなことは幅跳び選手なら誰でも知っていることです。
数学でいうと九九レベルです。

小学校の先生や陸上クラブのコーチが、こうしたことを知らないで走り幅跳びを教えようとしている姿を見るたびに僕は

「九九を知らない先生が生徒と一緒になって三角形の面積の求め方を四苦八苦しながら考えている」並に可愛そうだな~

内川

と思っています。

陸アカでは幅跳びはパーソナルのみなので、お子さん、保護者様とお話するたびに

いや、それ知らないとそもそも幅跳びにならない…

内川

という思いが非常にあります。

例えば先程の踏切の動画も、幅跳び選手なら何も言わずとも踏切脚とは逆の脚で着地します。
しかしパーソナルに来た方で逆脚で着地した人はいまだかつて一人もいません
全員が全員踏切脚でそのまま着地するんですよ。
するとすぐに接地タイミングがきてしまうので、空中で時間を作ることができません

幅跳びにおいて跳んでしまったら次に最も気をつけるべきところは「いかに空中で時間を作るか」です。
なので滞空時間を自ら短くしにいく踏切脚着地は禁じ手なわけです。

でもそんなこと知らないからやってしまう。
先程の踏切動画だけでも、まだまだ九九レベルの常識はたくさんあります。

  • リードレッグは90度まで引き上げる
  • リードレッグの足首はなるべく逆膝の上を通す
  • 踏切1歩前では少し沈み込む
  • リードアームの拳は鼻の前を通す
  • リードアームの肘は鼻まで引き上げる

つまり「幅跳び界の常識が世間の非常識」となっておりその理由は、単純にそんなこと知らないし、説明してくれる人もいないからですよね?

もちろん情報発信には時間等のリソースを割かなければなりません。
しかし陸上業界ではそこまでのリソースを割いて、外界に情報を発信するメリットがなかったので誰もやらなかったわけです。
だから走り幅跳びを専門にやりたくなったら、

  • 幅跳びが強い学校に入学する
  • 幅跳びが強い陸上クラブに入る
  • 幅跳びに詳しいコーチに個人でついてもらう

このように詳しいコーチに直接指導してもらえる環境が必要でした。

しかし全員がこうした環境に身を置けるわけではないですし、そんなの人生の中心に走り幅跳びを置こうと決めた人間以外不可能です。
なのでもっと気軽に走り幅跳びに詳しくなれる環境をつくりました。

その第一弾として、走り幅跳び日本7位の陸上アカデミア代表内川と、三段跳び日本選手権4位の池畠コーチによる跳躍講習会を開催します。
正直僕のパーソナルレッスンの価格と比べても格安ですし、「東京が遠いことは来ない理由にはならない」ということも説明しました。

なので走り幅跳びを指導しているコーチや学校の先生は、まずはこのページを開いて詳細を見てみてください。

 

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