小学生の子供の足が遅いので、一流の陸上コーチに依頼すれば足が速くなりますか?
※2023/10/01にサイト改修を行ったためデザイン等崩れている箇所がありますが、順次修正予定です。
足の遅い子供に一流のコーチをつければ走るのは速くなるのか?
少し教育業界のタブーにも触れるこの質問に回答していきます。
目次
本日の質問
今日は小学生の子供の足が遅いので一流のコーチに頼めば速く走れますか?という質問です。
[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2019/01/c4fc4680e68b3b317ed2c664c8955517.png” name=”悩める相談者”]
自分の子供は小学生で足が遅いです。
一流の陸上コーチに依頼すれば速く走れますか?
補足:
お金はいくらかかっても構いません。
例えばカールルイスを育てたコーチに依頼した場合はどうなりますか?
今日はこの質問に回答していきます。
まとめると
- 小学生男子
- 足が遅い
- 一流の陸上コーチに頼むと足が速くなるか
- お金はいくらかかってもいい
ですね。
ではここから回答していきます。
結論
【今日の結論】
自分が運動が苦手でも環境を整えることはできるので、逆転したいのであれば最高のコーチをつけるべき!
まず質問に対する回答ですがこれは至極単純で、「やる気がある子に一流のコーチが教えれば足は速くなる」です。
さらに言うと、放っておいても足は速くなります。
放っておいても足は速くなります
という話をすると実際に子供の足が遅くて悩んでいる親御さんから[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/10/1188546-e1540540242106.jpg” name=”あなた”]うちの子は速くならないから困っているんです…
という声が聞こえてきます。
しかしそれは認識が間違っていると言わざるを得ません。
足自体は速くなってます。
ただ、周りの子も速くなっているので相対的なクラス順位は変わらないというだけです。
ここをきちんと区別していないと、誤った指導や教育をすることになってしまいます。
→【学年が上がれば50mのタイムは速くなる!】
本当の依頼は「クラスメイトより足を速くして!」ということ
本当の問題は足が速くならないことではなくて、周りの子よりも足が速くならないことですよね?
タイムが上がらないのではなくて、クラスの順位を上げたいのです。
ではクラス順位を上げたい場合も放っておいて良いかと言うと…「良くない!」です。
理由は「放っておくと他の子と同じぐらいの速度で成長するので、クラス順位は変わらないから」です。
つまり周りと比べで足が速くしたければ、周りの成長速度を上回る速度で成長する必要があります。
→【リレーの選手に選ばれるには周りより速く成長すればよい】
ではどうすればクラスや学校単位で見たときに足が速くなるかというと、学校以外で運動をするしかありません。
勉強でも同じですよね?
クラス順位を上げたい、中学受験させたいとなったら学校の授業だけでまかなうのはほぼ無理です。
それ以外に塾に通ったり、通信教材に取り組んだり、家庭教師に頼んだりします。
運動能力も同様です。
他の子が行っていないことをすれば間違いなく飛び抜けることはできます。
次に足が遅い理由を考えてみましょう。
足が遅い理由は運動習慣、運動神経、好き嫌いの3つ
お子様の足が遅い原因は以下の3つに分けることができます。
- これまでに運動習慣がなかったもしくは現在も運動習慣がほとんどない
- 運動神経が悪い
- 運動が嫌い
このいずれかに当てはまるはずです。
それぞれ見ていきましょう。
1.運動習慣がなかったもしくは現在の運動習慣がない
運動習慣がなかった、もしくは現在も運動習慣がないというのは、小学校に入学する以前、それから現在もあまり運動をしていないことを意味します。
やっていないんだからできないですよね?
ということです。
この小さな差がのちに大きな差となって現れますが、これについては後ほど。
2.運動神経が悪い
「運動神経が悪い」というのはよく使われる言葉ですが、一体運動神経とは何を指しているのでしょうか?
運動神経というのは
- ある運動を脳でイメージし
- そのイメージを筋肉に伝え
- 筋肉が表現する
この一連の流れのことです。
運動神経の流れにはこのように3つのステップがあり、どこか1つでも苦手だと運動神経が悪いという認識になってしまいます。
なので運動神経が悪いお子様には、どのステップが苦手なのかを分解して解決していくことが大切です。
そしてこれはまさに一流のコーチの得意分野なので、きちんとした指導によって改善することは可能です。
→【運動神経を良くするコツはコーディネーショントレーニングと基礎体力向上】
3.運動が嫌い
これはコーチの力で治すのは無理です。
無理と断言したのはやる気のある子に対しては、どれだけでも成果を出せることは可能ですが、そもそもやる気がない子に関して成果を出すことは不可能だからです。
やる気が1でもあればコーチの力で100倍すれば100ですが、やる気0なら100倍しても0です。
コーチングやカウンセリング、いずれにしても外部の力で成果を出せるには本人のモチベーションが必要だということです。
なのでまずは運動を好きにさせることが必要です。
これはご家庭でできることですね。いや、ご家庭でしか出来ないことです。
少しでも体を動かさせたり、興味をもたせることが必要です。
ではなぜ運動嫌いの子供になってしまうのでしょうか?
子供が運動嫌いになる理由は性格と環境のせい
私は「子供の性格」と「親が環境用意」を怠ったからの2つの理由があると思います。
子供の性格要因
子供の性格というのは好奇心旺盛であればまわりが気になるので放っておいてもどんどん動くでしょう。
一方落ち着いている子の場合は、静かにおもちゃで遊んだり絵本を読むのが好きだったりして、運動能力は向上しづらいと思います。
これは生まれ持っての性格によりところが大きいので、運動嫌いな子には無理強いしないほうがよいでしょう。
最大の要因は運動できる環境を親が用意してあげるかどうか
もう一つの大きな理由は親が運動嫌いだということです。
運動神経の有無は関係ありません。親が運動好きか嫌いかだけです。
運動が苦手な親でも、子供と一緒になって遊べば子供の運動能力は高まります。
子供の運動能力を高めるという視点で見れば親が運動が得意かどうかは全く関係ありません。
ここで苦手でも運動を一緒に取り組んだとします。
すると子供は少しずつ体の動かし方のパターンを認識し、それを繰り返すことによって反応速度と正確性が高まります。
反対に全く運動をさせないと、小学校に上がってから運動パターンを学び初めます。
これでは「入学前に運動をしていた子」との差は開く一方ですね。
そしてこの小さな差が「運動が嫌い」に直結し、以下のような反応を引き起こします。
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少し足が遅い
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[sankaku][/sankaku] [flow]
他人と比べて足が遅いことに気づく
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運動に対してネガティブになる
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余計運動をしなくなる
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さらに足が遅くなる
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卒業時には埋められない差となって現れる
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まさに運動嫌いの負のスパイラルです。
もう負のスパイラルが回り始めていても大丈夫!
仮にすでにこの負のスパイラルが回り始めてしまったとしても大丈夫です。
今からでも運動を得意にすることは可能です。
運動習慣は作れば良いですし、運動神経はきちんとしたコーチに習わせれば全く問題ありません。
残りの運動嫌いも、全ての運動が嫌いというお子様は極めて珍しいと思います。
なので近くのスポーツ教室を片っ端からGoogleで調べて、興味のありそうなスポーツに片っ端から体験入学すれば良いと思います。
→【小学生時代にオススメのスポーツの習い事】
運動が苦手なご両親がで環境づくりをすることは可能です。
なにもご自身がスポーツが得意である必要はありません。
お子様の運動能力向上、走りを速くするためにも最高の環境を見つけるのが良いのではないでしょうか?
まとめ
【今日のまとめ】
自分が運動が苦手でも環境を整えることはできるので、逆転したいのであれば最高のコーチをつけるべき!
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