「子供が顎を上げて走っていてオカシイ」
そう悩んでる場合は顎の上がり具合に注目してみよう。
もし適切な角度で上がっていたらそれは速く走れるかもしれない。
【今日の結論】
顎が上がりすぎるのはダメだがある程度を上げないと力が入ってしまう

こんにちは、陸上アカデミアの内川です。
運動会や友達と遊んでいるところを見て

なんかうちの子あご上がり過ぎじゃない??
と悩んでしまうことありませんか?

実はあごは上がりすぎてもダメですが、引きすぎてもダメなんです。

今日は正しい顎の角度についてご紹介します。
正しい顔の角度は鼻と耳が同じラインにある
まず結論からお話しします。
顎が上がりすぎ問題には模範解答があります。
正しい顔の角度(ここではフェイス角度と呼びましょう)とは横から見た時に耳の穴と鼻の穴が同じ高さにあることです。
この角度が正しいフェース角度です。
この角度にするためには、ある程度顎を上げなくてはなりません。
ではなぜこの角度が良いかを、ひとつの実験で確かめてみましょう。
フェース角度の実験
簡単な実験をしてみましょう。
[topic color=”blue” title=”顎を引いてはいけないことがわかる実験”]
まず全力で顎を引いた状態で前を見据えてみましょう。
ちょっと上目遣いになるはずです。
この状態で目線を左右に振ってみてください。
いかがでしょうか?
目がとても動きづらくありませんか。
続いて耳の穴と鼻の穴が水平になる位置まで顎を上げてみましょう。
この状態で同じように左右に目線を振ってみてください。
先ほどと比べて目が良く動きませんか。
目線がよく動くということは、目線をコントロールしている顔の筋肉がほぐれているということです。
結果的に首から肩の筋肉にかけてもほぐれているので、体は非常に動きやすくなってます。[/topic]
なので結果的に速く走れるというわけです。
顎が上がると走るのが遅くなる!はウソ??
では正しいフェース角度がそれであるのであれば、昔からよく言われている「顎が上がると走るのが遅くなる」というのは嘘なのでしょうか?
実はコレ、半分本当で半分嘘です。
本当の部分がこちら。
顎が上がりすぎると顎につられて上半身がブレます。
すると結果的に遅くなります。
が、これは顎が上がっていると言うよりも、もはや上を見ている状態です。
顎を上げてもいいですが、振ってはいけないという良い例です。
では嘘の部分。
嘘の部分は顎を引きすぎると先ほどの実験のように、目線が動きづらくなってしまいます。
結果的に体に余計な力みが発生してしまい、走るのも遅くなります。
プラス背中が丸まってしまうので、地面から正しい反発を得ることが出来なくなってしまいます。
なので結論としては、見上げるほど顎を上げてはいけないけれども、ある程度は顎をあげなければならないということです。
→【50mの目標タイムは適切な数値を設定しないと子どもを追い込んでしまう!】
子どもが自分の走りが汚いことを認識していない場合は動画を撮ろう!
ここまでは外から見ていれば一目瞭然ですよね?
例えば運動会の徒競走を見ていたとして、どの子が走り方が綺麗で、うちの子供は走り方が綺麗なのか汚いのかぐらいは分かるかと思います。
ですが子供本人は自分の走りが綺麗か汚いかは全っっっっっっっっっっっく分かっていません。
自分の走りが上手いか下手かはわからない
これは実際に私もそうでした。
小学校の運動会の際に毎年決まって、
[lnvoicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2022/02/1619686b60aae99c4d85e70b455c8eca.jpg” name=”内川(幼少期)”]徒競走1番だった!!!
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