「子供の足を絶対に速くする簡単な練習方法が知りたい!」
そんな贅沢な悩みを抱えていませんか?
今日は難しい話一切無しで「これだけできれば絶対足が速くなる!」と自信を持ってオススメできる練習メニューをご紹介します。
【今日の結論】
バウンディングをマスターすれば、脚力が上がるので必ず足が速くなる!
こんにちは、陸上アカデミアの内川です。
運動会や友達と遊んでいるところを見て
もう少し子供の走りを速くしてあげたいけど、ふたりともかけっことか詳しくないし…
と悩んでしまうことありませんか?
ネットで調べると「こうすれば速くなる!!!」という情報はたくさん出てきますが、大人の頭では理解できてもそれを子供に伝えて、なおかつ練習させるとなると一気に難易度が上がりますよね?
ご両親が運動が苦手だった場合は特にです。
でもご安心ください!
今回ご紹介する練習方法は、同じ動きを真似するだけで必ず足が速くなります!
ぜひマスターして、お子さんと一緒にチャレンジしてみてくださいね!
バウンディングとはなにか?
今日ご紹介する練習メニューは「バウンディング」と呼ばれるものです。
とはいえ「バウンディング」なんて見たことないかと思いますので、まずは内川が実際にバウンディングをしている動画を御覧ください。
これがバウンディングです。
ではこれを今からやってください。
子供に説明してください。
と言われても、正直出来ないですよね?
普通の大人でもいきなり試してできるのは陸上競技を行っていた方ぐらいです。
なので、0からできるバウンディングという解説動画を別途準備したので、こちらを御覧ください。
このあと文章でも解説します。
ですがその前に、なぜバウンディングをすると確実に走るのが速くなるのかを解説します。
なぜバウンディングで足が速くなるのか?
小学生の走りがおかしいほとんどの理由
理由は小学生の走りが遅い理由の9割は脚力不足だからです。
これは「小学生の走り方がおかしいときに確認するべき3つのポイント」という記事でも解説しましたが、お子さんの走りが以下に当てはまったら脚力不足です。
- ベタベタ走る
- 沈み込むように走る
- 1歩1歩が重い
- 頑張っているけど進まない
つまりほとんどの足が遅い原因は脚力不足に由来するのです。
→【小学生の走り方がおかしいときに確認するべき3つのポイント】
というとこは逆説的に考えると、「足を速くするには脚力を鍛えれば良い」ことがわかります。
そして脚力を鍛えるのに最適な練習こそがバウンディングなのです。
バウンディングの正体
バウンディングというのは陸上競技の主に跳躍選手が行う練習方法です。
内川もずいぶんお世話になりました。
バウンディングをすると以下のような能力が成長します。
- 立ち幅跳びの記録
- 衝撃に耐える力
- 力強い足腰
- 1歩でより遠くまで進める
つまり、1歩で発揮できる力が上がるわけです。
50mや100mを走り切る歩数は各々決まっているので、1歩で進む距離が伸びれば結果的に記録は上がります。
自宅でご両親と一緒にかけっこの練習をしたい場合に難しい走りの理論を教えるわけにもいかないので、できる限りシンプルさを追求して行き着いた形がバウンディングとなるのです。
ポイントは運動が得意ではない親でも理論を理解し、実際に子供と一緒に取り組めることです。
教える側が出来ていないことは、教わる側はできませんから。
では最後にバウンディングの練習方法をご紹介します。
バウンディングの練習方法
まずバウンディングとは何かを理解しましょう。
バウンディングをマスターするには3つの段階があります。
- 片脚ケンケンができる
- かかとをお尻に引きつけてケンケンができる
- 2の状態で前に進める
です。
それでは順番に動画で解説します
バウンディングの解説動画
Step1.片脚ケンケンができる
これはほとんどのお子さんができると思います。
「スキップができない」はたまに聞きますが、「ケンケンができない」はあまり聞きません。
ということでケンケンはできるものとします。
(※もしケンケンができない場合は少しずつでもカラダを浮かせる練習をしましょう。次第にできるようになるはずです。)
Step2.かかとをお尻に引き付けてケンケンができる
おそらく最大の難関がこれです。
その場での片脚ケンケンではジャンプ時に膝はほとんど曲がりません。
足首で地面を弾くことによってカラダを浮かせています。
(イメージが湧かない方は実際にケンケンをしてみてください)
足首のみでカラダを浮かせている状態から、次は膝も曲げてカラダを浮かせてる状態に段階を上げます。
Step1 | Step2 |
足首のみ | 足首+膝 |
こうすることによってケンケンよりも滞空時間が伸びます(より脚力を使っているのということです)。
次に伸びた滞空時間を利用して、かかとをお尻になるべく引きつけます。
膝よりも上に足首が来るようにします。
そしてこの動作を繰り返します。
ここまでできたらStep2はクリアです。
Step3.2の状態で前に進む
あとは進むだけですね。
足首+膝を曲げて滞空時間を長くし、かかとをお尻に近づけたらそのまま脚を前に出してより遠くに接地できるようにします。
これによって1歩でより遠くまで跳ぶことができます。
まあ言うは易く行うは難しなんですが…。
いきなりStep3までいくのは非常に難しいと思うので、Step2から少しずつかかとを引き上げられるように練習していきましょう。
まとめ
【今日のまとめ】
バウンディングをマスターすれば、脚力が上がるので必ず足が速くなる!
ちなみに内川がこれまで指導してきた小学生でも、バウンディングが上手い子は走るのも早かったですし、逆に走るのが速い子にバウンディングをやらせても上手でした。
そしてバウンディングを冬の間ひたすら取り組んだら、春になって一気に記録が伸びたという例も枚挙にいとまがないほどでした。
ぜひこの魔法の練習方法、バウンディングに取り組んでみてくださいね!
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