子供のかけっこ教室、陸上教室、走り方教室を探しているご両親向けに港区周辺で開催しているかけっこ教室をまとめました。
時間やレッスン場所、料金等も合わせて記載しているので教室選びの参考にしてください。
こんにちは、陸上アカデミアの内川です。
子供の足を速くするためにかけっこ教室に通わせたいけど、周りで通っている子もいないし、どこがいいのかわからない…
そんな悩みに答えるために、小学生向けかけっこ教室港区版をまとめたので参考にしてください!
※1.この記事は公平を期すために、良い評価悪い評価共に記載しております。
※2.港区のかけっこ、走り方、陸上教室の紹介ページなので、総合運動教室(サッカーや野球、体操など様々な運動を代わる代わる行う)や、派遣型教室は除外しております。
※3.ホームページがない教室は紹介のしようがないので今回は紹介しておりません。
レッスン場所別かけっこ教室一覧
まずは最も大切なレッスン場所ごとに解説します。
かけっこ教室ができそうな場所一覧
港区周辺でかけっこ教室レッスンができそうな場所をピックアップしました。
- 芝公園
- 麻布運動場
- 有栖川宮記念公園
- お台場レインボー公園
- 青山公園 南地区
以上をマッピングしたのが下の地図です。
港区は世田谷区と比較して公園が少なく、走れる場所が限られておりました。
続いてそれぞれの場所で2024/01/19 現在、開催されているかけっこ教室をご紹介します。
場所ごとに開催しているかけっこ教室一覧
芝公園 | 定期開催の教室は見つかりませんでした |
麻布運動場 | 麻布運動場かけっこ教室 |
有栖川宮記念公園 | HIROO KIDSFUN ACADEMY |
お台場レインボー公園 | 定期開催の教室は見つかりませんでした |
港区の小中学校校庭 | MINATO AC |
青山公園 南地区 | 陸上アカデミア |
では続いてそれぞれのかけっこ教室に注目してみましょう。
港区周辺で通えるかけっこ教室一覧
1.麻布運動場かけっこ教室
レッスン場所
麻布運動場
レッスン日時
対象 | 金曜日 |
---|---|
キッズクラス(年中~年長) | 15:00~15:50 |
ジュニアクラス(小学1年~小学3年) | 16:00~16:50 |
レッスン形態
グループレッスン(20名)
事前申し込みで抽選のようです。
レッスン内容
情報非公開のため不明。
料金
料金 | 22,000円 |
回数 | 11回 |
備考 | 3ヶ月毎の抽選式 |
コーチ情報
塩家吹雪(しおやふぶき)
- 2001年 IAAF世界陸上選手権(カナダ・エドモントン)
全盲クラス100m伴走 銅メダル獲得 - 2004年 アテネパラリンピック
全盲クラス100m伴走 8位入賞 - 2007年 IBSA世界陸上選手権(ブラジル・サンパウロ)
全盲クラス4×400mR伴走 銅メダル獲得 - 2009年 アジアユースパラゲームズ(日本・東京)
日本代表コーチ就任
パラリンピック陸上短距離選手の伴走を務めている方です。
運営団体
港区主催
港区スポーツセンターHP
自治体が行っているかけっこ教室は各市区町村に存在しますが、それの港区版ですね。
1回2,000円なので月換算すると8,000円で、こうした自治体主催の教室のなかではかなり高額だと思います。(基本3,000~5,000円台が多いイメージです)
また、それは良いとしても問題は3ヶ月ごとの抽選なこと。
基本的に習い事はスクール側から期限が決められるというより、受け手側が「もういいや」というところまで受講するのが原則ですが、もし抽選に外れたら「通いたくても通えない」という状況が発生してしまうところが懸念点です。
2.HIROO KIDSFUN ACADEMY
レッスン場所
- 青葉公園
- 檜町公園
- 赤坂氷川公園
- 芝浦公園
- 亀塚・三田台公園
- 芝公園
- 狸穴公園
- 有栖川宮記念公園
レッスン日時
ホームページ記載なし
レッスン形態
・個別レッスン
・少人数制グループレッスン
・クローズドグループレッスン
・不定期開催オープンイベント
レッスン内容
子どもたちの健康増進、体力向上、コーディネーション能力(感覚と体の動作の調和)、ランニングフォーム改善、柔軟性向上、自転車・鉄棒・縄跳びなどの特定種目のスキル向上など、目的に合わせてレッスンをおこなっています。
料金
月謝制プラン(3ヶ月以上継続)1回60分あたりの料金
レッスン形態 | 月1回 | 月2回 | 月3回 | 月4回 |
---|---|---|---|---|
個別 | ¥8,800 | ¥17,600 (60分あたり¥8,800) | ¥19,800 (60分あたり¥6,600) | ¥26,400 (60分あたり¥6,600) |
グループ | ¥7,150/人 | ¥13,200/人 (60分あたり¥6,600/人) | ¥16,500/人 (60分あたり¥5,500/人) | ¥17,600/人 (60分あたり¥4,400/人) |
都度プラン1回60分あたりの料金
レッスン形態 | 一般 | 体験レッスン |
---|---|---|
個別 | ¥9,900 | ¥5,500 |
グループ | ¥7,700/人 | ¥4,400/人 |
クローズドグループレッスン
時間 | 共通 |
---|---|
60分 | ¥4,400/人 |
不定期開催オープンイベント
時間 | 月謝制プラン | 一般 |
---|---|---|
120分 | ¥2,200 | ¥3,300 |
運営団体
未記載
ホームページの情報と公式ラインに登録してみた限り、スクール情報はあまりわかりませんでした。
全ての文章に英訳が付随しているあたりが、インターナショナルスクールの生徒も対象にしているとことが感じられました。
ただ基本的にホームページだけでは情報不足なので、体験レッスンに申し込む場合は各地域の習い事をまとめたサイトskuroo 経由で自宅から近い教室の体験を申し込むのが良いかと思います。
(skurooには他の教室も存在しますが、単発受講しかなかったので紹介は省きました)
グループレッスンが通常のグループレッスンだけではなく、友達同士のみしか参加できないクローズドグループレッスンがあるのは珍しいので、どうしても友達同士でレッスンを行いたいという方には良いと思います。
また、体験レッスンを非常に多くの場所で実施しているようなので、通いやすいのも加点ポイントですね。
3.MINATO AC
レッスン場所
- 芝浦小学校
- 港区立御田小学校
- 夢の島競技場
レッスン日時
曜日\学年 | 小学生 | 中学生 |
---|---|---|
火曜日 芝浦小学校 | 17:00〜18:30 | |
水曜日 港区立御田小学校 | 17:00〜18:30 | 18:00-19:30 |
金曜日 港区立御田小学校 | 17:00〜18:30 | 18:00-19:30 |
土曜日 夢の島競技場 | 15:00~16:30 |
レッスン形態
基本コース
週1回〜4回(火曜、水曜、金曜、土曜)
以下の3つのうち該当するクラスに所属
アスリートクラス
対象:中学生以上
*専門種目を中心に練習を行い、大会出場し入賞を目指す
アドバンスクラス
対象:小学4〜6年生
*より専門的な練習を行い、大会出場し入賞を目指す
*小学低学年でもアドバンスクラス相当と判断される場合、移動も可能です
ベーシッククラス
対象:小学1~6年生 年長さん募集開始!(9月より)
挨拶、礼儀、マナー、集団行動の大切さを学びながら、陸上競技の基本動作の習得を目指す
<基本コースのプラスα>
クラブ練習後の復習コース
日時:平日の通常練習後18:30−19:00(2回に分けて実施)
料金:5,200円(*クラブ会員限定)
・通常のクラスでできなかったり、マスターできなった練習はクラブ練習後の復習コースで課題克服しましょう。
・種目別、課題別に分かれて専門練習を集中的に行います。
・個人に合った練習メニューを提供します。
レッスン内容
インスタを拝見する限り、陸上クラブということだけあり、ミニハードル走やマーク走、カーブ走や坂ダッシュといった陸上競技の基本的な練習は網羅されているようです。
料金
入会金 | 10,000円(クラブTシャツプレゼント) |
月会費 | 10,000円(3ヶ月毎に銀行振込) |
年会費 | 7,200円 |
スポーツ保険料 | 小・中学生940円 |
東京陸協登録料 | 小学生1,000円 中学・高校生1,300円 |
コーチ情報
藤巻 理奈
代表
【競技・指導歴】
全国中学校体育大会 100m優勝、200m優勝
全国高等学校総合体育大会 200m優勝
日本学生陸上競技対抗選手権大会100m優勝
【指導資格など】
中学校・高等学校第一種教員免許(保健体育)
柏崎 陽有
コーチ兼トレーナー
【指導資格など】
鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師
日本体育協会公認 アスレティックトレーナー
中学校・高等学校第一種教員免許(保健体育)
山田 武志
コーチ・選手
【専門種目】
400m・800m
他 コーチ数名(現役選手)
運営団体
港区の陸上クラブは検索だとここしか出てこないので、小学生のうちから大会に出場したいという方はここなのではないでしょうか?
週に最大4回練習参加できることも高評価。
ただコーチ1人に対する生徒数(フィードバック濃度)は未知ですが、基本的に大会出場を目指すスクールと指導があるアカデミーでは方針が異なるので、仕方のない部分はあります。
ネットでの感想
感想は見つかりませんでした。
4.陸上アカデミア
レッスン場所
青山公園南地区
レッスン日時
火 | |
16:30~17:30 | ✓ |
17:45~18:45 | ✓ |
19:00~20:00 | ★ |
レッスン形態
陸上アカデミアではこれまで見てきた陸上クラブ、かけっこ教室の良いところは引き継ぎ、改善したほうが良いところは徹底的に改善を行った走り方改善教室です。
そのために「5つのこだわり」を持ってお子様の走り方を変えて足を速くするためにレッスンを行っております。
- オーダーメイドカリキュラム
→コーチ1人につき生徒4人までの極少人数指導で、「走らせるだけ」を徹底的に排除したレッスン(よく「安心の少人数レッスン」と書いてある場合も10名程度のレッスンが多い) - コーチの高い陸上競技の実績
→コーチ全員が陸上競技短距離種目で全国大会出場以上の実績を持っています(駅伝やマラソンの経験者ではなく、全員が陸上競技の短距離で全国大会以上です) - 高い指導実績
→下はクラスで1番50mが遅かった男の子を半年間で学年1足が速い状態まで導き、上は陸上競技の実業団選手のコーチングまで行っております(横浜ラグビースクールや横浜FC、ボカ・ジュニアーズジュニアユースの生徒も通っております) - 生態に関する深い知見
→代表内川は大学では理工学部・化学・生命科学科にて糖尿病とアルツハイマーの関係性を研究し、その後はジムのトレーナーの育成スクールも運営した実績があります(脳筋体育の先生というより論理的理科の先生というイメージです) - 徹底的なフィードバック
→毎回のレッスン動画を共有アプリにアップしているので子供が足が速くなっている記録が残ります(詳細は下部にて解説)
レッスン内容
1コマ60分のレッスンで、基本的な内容は以下の通りになります。
アップ
ゴムや様々なボールを用いて各種刺激を入れたり、ジュニア用のアメフトボールを使ってオリジナルのタッチフット(簡単なアメフト)を行ったり、状況判断力と瞬発力を鍛える特殊な鬼ごっこを行ったりします。
坂流し
前回のレッスンを踏まえて自分の課題を設定し、毎回同じシチュエーションで走ることによって走りの定着を目的としています。
技術練習①
階段での切り返しやプライオメトリクス、スタート練習といった瞬発力と地面反力を高める練習を行います。
技術練習②
各種切り返し動作や階段大股ダッシュ、坂下りや牽引走等のランを交えた各動きの練習を行います。
スプリント
ショートスプリントやミニハードル走、折り返し走や往復走、リレー等のスプリント能力を高めるメインの練習です。
補強
最後にバウンディングやメディシンボール投げ、各種筋トレ等を行い、ここまで練習した「身体の使い方」ではなく「身体の筋力」自体を高めてレッスン終了になります。
料金
有料体験レッスン(¥20,000):30分のカウンセリング→60分の体験レッスン→30分のフィードバックのフルパッケージ
無料オンライン体験レッスンレッスン(¥0):事前に行った上の有料体験レッスンを収録した動画をご覧いただき、指導方針にご共感いただいた方だけ実際のレッスンに起こしいただく形式。
動画をご覧いただく事自体は無料で、あなたの都合でいつでも視聴できる利便性もある。
運営団体
合同会社ボディメイクラボ/陸上アカデミア
これまで見てきたかけっこ教室の良いところは活かし、ダメなところは改良するようにして作られたかけっこ教室です。
体験レッスンはヒアリング→レッスン→フィードバックを2時間かけて行う徹底ぶり。
またレッスン内容は当日撮影した動画が1本にまとまり専用YouTubeにアップされるので、全て保護者様が確認できるシステム。
→2024年度よりBandアプリに変更。
「走る場を提供」ではなく「徹底的に走り方を変えること」を目的としており、更には「小学校卒業時にスポーツ万能な状態を最終目標とする」というお子様の将来までを見据えたかけっこ指導を行っている
●陸上アカデミアの特徴①:陸上(かけっこ)だけをするわけではないこと
陸上アカデミアの特徴は何と言っても「陸上だけをするわけではない」ということ。
原則はかけっこ教室なので「直線を速く走ること」をメインに据えていますが、「直線だけ速く走れれば良い」という方針では行っておりません。
こちらは開校当初から来ていただき、中学に進学するにあたって満了で卒業された方からの感想ですが「中学校入学時にどのスポーツに取り組んでも満遍なくこなせるスポーツ万能状態」を一種のゴールとしている陸上アカデミアの理想を体現していると言えます。
よくある大人数で走らせる陸上、かけっこ教室に関しては、「走ること」がメインなので走る能力+補助的に跳ぶ能力しか高まらないことも往々にしてあります。
しかし陸上アカデミアでは投げることにも力を入れます。
というのも、各運動能力というのは非常に密接に連動しており、サッカーは凄く上手いけれど投げるのは下手くそや、逆に投げるのは上手いけれどボールは全く蹴れないというケースは歪であり、自然的ではありません。
ある能力が一定レベルで脚を引っ張っていると、その他の能力もそこに引きづられるというのは、もはやスポーツ科学界では常識です。
なので、あるスポーツで上を目指したいのであれば、逆説的ですがその他の能力も満遍なく高めるべきということです。
そう考えたときに、走跳投だけではなく、オリジナルのタッチフットや特殊な鬼ごっこを用いて対人では自分をどこに位置させたら良いのかを学んだり、普段触れないアメフトボールを投げたり獲ったりしたり、かけっこ的には不要な左右への切り返しやストップアンドゴー、バックダッシュを行い、各能力を高めることは、スポーツ万能を目指す方も、そうでなく走りだけを速くしたい方にも非常に理にかなっていると言えます。
●陸上アカデミアの特徴②:サッカー、ラグビーの全国級小学生に支持されている
陸上アカデミアは陸上(かけっこ)以外の運動も行いますが、もちろん軸は足を速くすることです。
そしてその実績は日本で最も効果があると自負しています。
それは初対面の体験レッスンで★4.9という評価もそうですが、指導者を見る目の肥えている超強豪スクールに通っている保護者様から支持されているという面からです。
具体的なチーム名を挙げると
- 横浜ラグビースクール(小学生日本一)
- 横浜FC
- ボカ・ジュニア飯能
といった強豪チームに所属している子供が「足を速くするため」に陸上アカデミアに継続的に通っております。
更に、ラグビー、サッカー、アメフト(フラッグフットボール)で全国大会優勝した選手が通っているという球技のパフォーマンス向上にも定評があります。
どのご家庭にも共通することは「保護者様がとても熱心」ということです。
本職のスポーツできちんとしたスクールに通っているので、その本職をサポートするための「かけっこ教室選び」も妥協しません。
こちらは横浜ラグビースクール所属で県大会決勝で2トライを決めたS君のお父様からのLINEです。
この様に非常に高いクオリティの指導を求めている保護者様に支持されているという点が、陸上アカデミアの指導力の高さを証明してくれています。
他にも体験レッスンを受けた方からの感想をご紹介します。
体験レッスンを受けた方の感想
●陸上アカデミアの特徴③:徹底的な事前説明と動きをスマホで確認し逐一行われるフィードバック
陸上アカデミアのレッスンは「ただ行う」ということはしません。
「練習」の前には「なぜ行うか」、「これができるようになるとどうなるのか」を徹底的に説明します。
実際のレッスンでの説明の様子はこちらです。
陸上アカデミアでのバウンディングをやる意味の説明
バウンディングの説明を文字起こしすると
==================
青:内川・赤:生徒
今からバウンディングをやるんだけど何でやるかは知ってる?
毎回終わりにやるじゃん?
立ち五段跳びとか片足ホッピングとか
「発達させるため?」
そうそう、何を?
「筋肉を?」
んん~、惜しい!筋肉だったらさ
なんかめっちゃ筋トレしてればいいじゃん?
「脚力!」
そう!
脚力ってさ、一般的に言うけど何だろう?
「脚力?まあ足のバネみたいなもの!」
そうそうそう!
バネが強くなると何がどうなるの?
「足が速くなる!」
そう、足が速くなる
バネが強くなる→なんとかになる→足が速くなる
1個あるんだよ、ここに
「高く跳ぶ!」
あ~惜しい!
「(挙手)」
はい!
「地面についている時間を短く!」
それもある!
「足の力が…強く押せる!」
そうそうそうそう!
強く押せるとどうなるの?
「遠くまで行ける!」
「強く押すとその衝撃で
上がってきてちゃんと走れる」
そう!でさっき言った通り一歩がでかくなる
極論さ、50m1歩で走れたら超速いじゃん?
無理だけど絶対速いよね?
1歩で走れたら?超速いじゃん?
それ1歩が無理だから
なるべく少ない歩数ってなったら、
1歩でなるべく遠くまで行こうよ
って話になるでしょう?
だから地面をしっかり押して
跳ぼうねっていうのでやります
==================
ここまで説明すると子供は
「ああ、足を速くするためには1歩を広くすることが必要で、そのためには地面を強く押さなければならないからバウンディングをしなければならないんだ!」
と自分で気づき、自分で気づいたことであれば子供は積極的に取り組むわけです。
これは「もっと本気で練習しろよ!」と怒鳴り散らす軍隊式の練習とは対局の姿であり、「子供自らがなぜ上達するのかを理解し、そのための行動を自ら選択し勝手に練習をする」というスポーツ上達の最高の形と環境を達成できると思っております。
ちなみに
「強く押すとその衝撃で上がってきてちゃんと走れる」
と答えていたのは小学2年生です。
なのできちんと指導者側が噛み砕いて何度も何度も説明すれば、小学校低学年だって速く走るための方法はわかるわけです。
理由もなく言われたことを行うレッスンと、こうして納得感を持って行うレッスンでは習得率が雲泥の差です。こうして事前準備を行い練習を行いますが、その実践中でも逐一スマホで動画を撮り、個別でフィードバックを行います。
実際のフィードバックの例はこちらです。
文字起こし
青:内川・赤:生徒
自分的に何点?
5点満点、いつも通り
2点ぐらい
2点ぐらい?OK
どうしようか?
いつもどおり見る前に聞く?
うん
どこをどうしようかっていう話
何が2点だった?
3点分足りなかったわけじゃん今のって
うんうん
何がどう足りない?
前に進めてないっていうか…
前に進んでない
うん、1個ある
前に進むっていうのってさ
最終的な目標じゃん?
前に超速く進みたい
はい
で、前に進んでないのはなんで?
押しきれてない
正解!ほい(動画を見る)
あとね、俺的に見るともう1個
その進んでなくて押しきれてない理由で1個ある
~セルフチェック中~
なんか足は…
足を回ってるけどなんか
押しきれてないっていうか
あー、そうだね
すごい大げさにやるとさ
こんな感じだよね
うん
2つ矢印があって
1番は地面を押します
その結果1’として押し出されますじゃん?
で今のって
これ左足浮いてるを思ってね
はい
右足だけ着いてると
右足でやるとして
右足を上に上げます
うん
落としますで
終わってるじゃん?
うん
だから押した結果上がってくるっていうふうにしたい
ああ
それだと今のだとさ
上には上がってるんだけど
あんまり進んでないになっちゃうから
はい
そこでいこう
バウンディングはその進む矢印2つとして
自分で押した分を押し返されるっていうのと
ジャンプで単純に自分の対空時間を伸ばすっていうのがあるから
まず押せるように
はい
で、あーどうしよっかな
課題もう1個あるけど
先に言う?後で聞くで?
先に
OK、着いてる時間が長い
見えるよね?
~セルフチェック中~
この着いてる時間を覚えておいて
俺ちょっとこの後やるから
うん
ちょっと短いでしょ?
うん
多分この話って前にしたけど
1秒で10の力加える人と
10秒で10の力加える人は
1秒で10の力加えられる人の方が強いじゃん?
はい
だから同じ力を加えるんだったら
(時間は)短い方がいい
はいはい
よし、いこうか、練習
何本で上手になりそう?
3本ぐらい?
OK、3本で課題は?
今2つ言った
なーんだ?
着いてる時間が長いっていうのと
だからえーと短くしよう
長いだとさ
サッカーやっててさ
ボール蹴れないんだけど…
で終わっちゃうから
どういうのをしたいっていうところまで
修正点を自分で言うのと
あともう1個
あともう1個はこう…
着いた時に
うん
こう何か…
もらえてないっていうか、なんか…
押しきれてないっていうか…
あー、そうだね、わかる
うーんとね
それの感覚で言うと押す方向が下になってる
うん
こっち側
斜め後ろ
今進みたい方向の
真逆に押さないと進まないじゃん?
はい
だから今進みたいのが
今の感覚だとこっちに
はい
こう押してるから
はい
こうを押せば、こう跳ぶじゃん?
そこをちょっと気を付けて
はい
いいよー
あんまり言いすぎてもしょうがないから
【以降ここまでの繰り返し】
通常のレッスンで毎回このようなきめ細かい指導を行います。これはレッスン人数がコーチ1人につき4人までだからできることです。
ここまで細かくフィードバックを行えば、どんな子供でも必ず足が速くなります。
理由は誤っている部分を自分の目で見て修正できるからです。
そして修正した結果もまた見て、その修正が本当に合っていたかを再確認し、また修正するというサイクルをひたすら繰り返します。
これで足が速くならないほうがおかしいです。
陸上アカデミアでは120分の体験レッスンからこの密度でレッスンを行います。
「うちの子には難しそう…」と思われるかもしれませんが、一番下では年長さんからしっかり受け答えを行い双方向のレッスンができているので、「本気で速く走りたい!」と思っている小学生なら間違いなく誰でもできます。
そして本気の子にとっては、この2時間が非常に楽しいものとなります。
心から願っていることが、目に見えて解決している様は大人でも子供でも年令問わずにわくわくするものだからです。
一方、「本気で速く走りたいと思っていない子」は6年生でもレッスンは上手くいきません。
その理由は「やる気が無い自己分析程退屈なものはないから」です。
これはあなたも必ず経験があると思います。
やる気のない勉強、つまらない会議は非常に退屈ですよね。
なので「サッカーで活躍したい」「運動会で活躍したい」「鬼ごっこで友達にバカにされたくない」といった理由はなんであれ「本気で速く走りたい」と思っている子にとっては、陸上アカデミアのレッスンは最高にオススメです。
体験レッスンを終えるとこんなに動き(立ち幅跳び→スキップ→走りの順)が変わるようです(音は出ません)。
以上が港区のかけっこ教室の紹介です。
続いてどうやってかけっこ教室を選べばよいのか、その基準を解説します。
かけっこ教室を選ぶ基準
コーチの質(=指導力)
かけっこ教室を選ぶ際に最も大切な基準はコーチの質です。
誤解を恐れずに言うと、質の悪いコーチがマンツーマンで見るよりも、質の良いコーチが100人一気に見たほうが指導効果は高いです。
理由は100人を見ているとは言え、見る瞬間は誰か1人にフォーカスします。
つまりフォーカスされてアドバイスが返される確率は低いかもしれません(1/100)が、その1/100に選ばれれば、その瞬間は間違いなく質の良いフィードバックが返ってきます。
一方コーチの質が悪いと、待てど暮らせど良いフィードバックは返ってきません。
これはマンツーマンだろうが、グループレッスンだろうが関係ありません。
コーチの指導力以上のものは引き出せないからです。
大事なお子様を預ける以上は、コーチの実績は必ず確認しましょう。
代表やトップのコーチだけ客寄せとして「陸上競技日本代表」のような毛並みのよい人を使っていても、普段実際に指導するコーチはそこらへんの大学生や体操、マラソン選手というかけっこ教室は少なくありません。
必ず確認してくださいね。
→【私が元いたかけっこ教室のコーチは陸上未経験のテニスサークルの大学生だったという話】
レッスン内容
続いてレッスン内容もきちんと確認しましょう。
自社のレッスン内容を企業秘密にしたいのはわかりますが、それでは体験レッスンを受けるのも躊躇してしまいますよね?
更に入会した後に「今日はどんな練習をしたのか?」が降りてこないのでは困ってしまいます。
そもそもネットで検索してしまえばメニューなんて無尽蔵に出てくるので、現代においてメソッドを秘匿にする意味はありません。
その証拠に陸上アカデミアでは体験レッスンの内容をブログで公開しております。
これは「物理的に直接レッスンに参加できない遠方の方にも陸上アカデミアのメソッドをお届けし、やる気さえあれば足をできるようにしたい」という代表の想いがあるからです。
→【読んで実践すれば足が速くなる陸上アカデミアのブログ】
なので練習メニューをそのまま他のかけっこ教室に真似されても全く困りません。
本当に価値があるのは練習方法ではなく、その練習で得られる的確にフィードバックだからです。
逆に真似されたほうが「同じメニューを行っても他では結果が出ないけど、陸上アカデミアでは結果が出る」ということがハッキリとするので、私共としては嬉しい限りです。
フィードバックを得て、その場で改善するからこそ価値が提供できます。
ただ走らせるだけなら、休日に公園に連れていけば全く問題ありませんよ。
こうした理由から、内容が見えなすぎるかけっこ教室は避けるのが無難かもしれません。
クラス人数
1レッスンのクラスは何人でしょうか?
当然人数が多くなればなるほど一人ひとりに注目できる時間は少なくなります。
さらに5人を超えた瞬間に「走りを習いに行っている」ではなく「走りに行っている」に変わります。
これは私自身の経験も含めますが、6人以上を同時に指導するのはほぼ不可能です。
走らせるにしても5人1列が限度です。
3人2列になった瞬間、どちらかの列しか見れなくなります。
コーチが見ていないということはその1本はムダです。
最低でも5人以下のクラスレッスンのかけっこ教室を探しましょう。
20人30人いる教室は、「足を速くしにいく」というより「走れる場を買っている」という認識が正しいです。
フォードバック、フォロー体勢
レッスンのフィードバックやフォロー体勢はしっかりしているでしょうか?
レッスン前後にコーチと話す時間はあるでしょうか?
お子様を送り届けてレッスンが始まり、レッスンが終わってそのまま帰宅になりませんか?
体験レッスンは過剰にフォローするけれど、その後は放置という教室ではありませんか?
入会するまでわからないのであれば、体験レッスン前後の通常レッスンで他のお子様、親御様の様子を見てみましょう。
もし送り届けて、レッスン後子供だけ出てきてそのまま帰っていたら、それが入会した後のフォロー体勢です。
かけっこ教室が提供できる唯一の価値である「レッスン」がブラックボックスになっているのが最もいけないことです。
こうしたレッスン内容の見える化を行わないと、「運動会で確認すると足が速くなっていない」という一番悲惨な結果を迎えることになります。
ですがそれはきちんと通うかけっこ教室を選定することで避けることが可能です。
ちなみに「小学生は放っておけば足が速くなります」。
なのでもし50mのタイムが上がっていても、クラス内順位等が上がっていないのであれば、そのかけっこ教室のおかげではなく「子供が成長したから足が速くなっただけ」かもしれません。
→【子供の足は放っておいても速くなります。クラス内順位は変わりませんが…。】
結局どこを選んだら良いのか?
ここまでさんざんそれぞれのメリット・デメリットをご案内してきましたが、どこを選ぶかは結局「何を目的としてかけっこ教室に通わせるのか?」に寄ると思います。
一例を上げるとこんな決め方があります。
友達同士でレッスンを行いたい/家から近い場所で体験を受けたい | HIROO KIDSFUN ACADEMY |
陸上の大会に出たい | MINATO AC |
自治体が開催している教室が良い | 麻布運動場かけっこ教室 |
大勢でただ走らせるだけではなく、陸上競技短距離種目で全国大会出場以上のコーチ1人につき4人までの極少人数環境で、走りをスマホで撮影し逐一確認しながら高密度のフィードバックを受けるという徹底的な指導で走りを根本的に変えて欲しい | 陸上アカデミア |
お子様、それからご夫婦で「何のためにかけっこ教室に通うのか?」をよく相談した上で、よく調べ、入会前に必ず体験レッスンに申し込んでみてください。
何事も体験するのが一番です。
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