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陸上競技の記録が上がらないのは練習不足ではなく知識不足だからだ!

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「全国大会に出たいからもっと練習量を増やすべきだ!」と思っていたら一旦思い留まってほしい。
週6、7で部活をしているのであればあなたに足りないのは練習量ではなく、自分の身体と競技に対する知識を増やすことである。
今日はスポーツ熱中するあなたに警告の意味も込めてこの記事を書いてみた。


目次

本日の質問

こんにちは、陸上アカデミアの内川です。

今日は陸上に限らずスポーツを行っている方全員に読んでいただきたい記事です。

あなた
あなた
【陸上の自己練習について質問です。】

陸上部に所属している高校1年生の男子です。
短距離をしています。

僕は入部した当初から練習についていけていなかったのですが、11月頃からやっと練習についていけるようになりました。

しかしその時期から冬季練習に入り、またついていけないようになりました。
辞めたい、逃げ出したいと毎日思っているのですが、強くなりたい、速くなりたいと思うので3年間続けようと思いました。

そこでこれから練習以外にも自己練習をして少しでも体力をつけ、練習についていけるようになりたいのですが、どのようなことをすればよいでしょうか

今日はこの質問に回答していきます。

まとめると

  • 高校1年男子
  • 陸上部の短距離選手
  • 11月にやっと練習についていけたが、冬季練習でまたついていけなくなった
  • 自主練はどんなことをすればいいか

ですね。

ではここから回答していきます。

結論

【今日の結論】
日本人のクオリティが低いのは、スポーツのテクニックにしか興味が無いから。
テクニックの前に知識を身に着けないとただのスポーツバカになってしまう。

今回は日本スポーツ界の根源的問題に切り込んでいくので、しっかりついてきてくださいね。
この記事を全て読み終わった時あなたは「やべっ!もっと勉強しよう…」と焦るはずです。

スポーツは勉強に余裕がある者がする最高の暇つぶしである

この記事で最も伝えたいことを言います。
それは「人間で最も必要なのは頭の良さで、それからぐんと離れてスポーツ、芸術、美食などの文化が存在する」ということです。

これはある種のタブーです。
おそらくスポーツ業界の99%の人間を敵に回す発言です。

でも陸上競技の裾野拡大と、スポーツの業界の地位向上のためにあえて発言します。

「頭の悪い人間はスポーツをやるべきではありません」

理由は人生でスポーツより大切なことがあるからです。

スポーツを教えている人間が「スポーツの優先度は2番以降」という意味

人生で大切なのは間違いなく「勉強」です。
ここに議論の余地はありません。

学歴がないよりあったほうがいいですし、Fランか国立か選べるなら国立が正解です。
理由は選択肢が増えるからです。

広い選択肢からあえて低いものを選ぶことはできます。
しかし狭い選択肢から高いところは選べないのです。

もっと具体的な例を挙げます。
東大卒なら官僚でも一流商社でも中小企業でもベンチャーでもどこでも入れる可能性があります。
でもFランでは中小企業とベンチャーしか入れません。

もし東大卒だったA君の適正がベンチャーだったとして彼は選択できますが、万一Fラン卒のB君の適正が一流商社でも、彼には商社を選ぶことができないんです。
「どちらが優れている」ということではなく、単純に「自分を活かせる領域を見つけられる可能性が広がる」のが、「学力がよいこと」だったわけです。

なので子供のリソースを奪ってかけっこ指導している私は、「勉強を放り出してまでスポーツをしなさい」とは口が裂けても言えません
むしろ「勉強が追いついていない子は入会を見合わせてください」とまで言っています。
これは「スポーツバカ」を生まないためです。

なのでジュニアスポーツのコーチや監督が「勉強なんてしなくていいんだよ!」なんて発言をしているのを見ると、本当に無責任だな。と思います。

スポーツバカはアメリカに行ったら得意のスポーツすら取り上げられる

話は変わりますが2016年のリオデジャネイロオリンピックで日本は12個の金メダルを含む41個のメダルを獲得しました。
これは全体6位の大変素晴らしいことです。

一方メダル数1位のアメリカは121個のメダルを獲得しています。
ここだけを見ると、日本のスポーツのクオリティはアメリカに劣っていると言えます。

ただ人口補正がかかっているので、それぞれ獲得メダル数を人口で割ってみましょう。

獲得メダル数 人口 比率(✕10-7は除く)
アメリカ 121 3.3億 3.67
日本 41 1.3億 3.15

人口比率でも劣っていることがわかります。
この差はどこから生まれるのでしょうか?

アメリカではスポーツバカは生き残れない

アメリカではエリートの特徴であるアイビーリーグ(ハーバード大学、イェール大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ダートマス大学、コーネル大学の8校で、アメリカ北東部に位置する名門私立大学の総称)の学生は、オリンピックに出場するようなアスリートも多いです。

彼らは学業成績が低いと選手として出場することができません
これはオリンピックに選ばれていても同様です。
成績が悪いとオリンピックすら出られない。
となれば大学側も学生側も全力で勉強します。

日本はスポーツバカが跋扈している

一方日本は?
野球ができるだけ、足が速いだけで一流大学に合格することができます
しかし将来社会に出て「野球ができるから一生金がもらえる」「足が速いから一生安泰」ということはありません。

一握りのプロ野球選手になったとしても、引退後のキャリアを考えなくてはなりません。
現代の高度化社会では頭脳を駆使して価値を生み出した者にその報酬として金が集まります
なので、生きていくためにはどのみち「高い頭脳」が必要なのです。

日本の体育会制度は学生時代はとても優しいものかもしれません。
自分の好きなスポーツだけやっていれば将来の「道」が切り開ける
でもその「道」は大学卒業して社会人になった瞬間に途切れていることを忘れてはいけません。

頭が良くないとスポーツは上達しない理由

ここまでで

スポーツをする者は頭が良くないといけない

という話をし、その理由を

生きていく上で最も必要な能力だから

という理由を付けました。

ここで仮に [lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2019/01/1_26.png” name=”ボンボン”]いや、うちは金持ちだから将来の心配はしなくていい、今スポーツが上達すればいいんだ!

という坊っちゃんからの意見があったとします。

それに対しても私は

スポーツ選手は頭脳を鍛えるべき!

と返すでしょう。その理由は

頭を良くすることがスポーツの上達につながるから

です。

どういうことか?

短距離選手は最も人間の身体を理解していないといけない

結論からお話すると「スポーツ競技者はもっと自分の身体のことを知る努力をしろ!」ということです。

今回の質問者様は陸上部所属の学生です。

陸上部所属かつ短距離ということは、全スポーツの中で最も頼るものがない競技を行っているということです。
大概のスポーツは道具を使いますし、また使わない競技(体操や水泳)でも陸上競技ほど人としての根源的能力を要求されるスポーツはありません

例えば泳ぐのが遅くても、バク転が出来なくてもそれはある程度の練習が必要な動作だからということで納得ができます。
これらは全員が元々0でそこから練習してプラスにしていく動作です。

しかし「走る」は元々備わっている動作です。
健常な子供であれば放っておいても歩き出し、そのうち走り出します。

「走る」は唯一デフォルトでできるスポーツの動作なのです。
他にも「投げる」「蹴る」はデフォルト動作ですが、これらをスポーツとして成り立たせる上では、いずれも道具が必要です。

つまりデフォルト動作の「走る」を極めた陸上競技の短距離選手は、最も自分の身体のことを理解し、かつその力を100%引き出せる状態になっているべきなのです。

陸上選手がどこの筋肉を鍛えればいいですか?という質問自体ナンセンスである

こういう話をすると

あなた
あなた
じゃあどこの筋肉を鍛えらたらいいんですか?

ということを言ってくる方がいます。

その質問をすること自体が今回の趣旨を理解していないことに気づくべきです。

例えば野球をしていてどの筋肉を鍛えたらいいですか?というのはまあわかります(いや、本来は調べろよって思いますが)。
しかし陸上競技なんて行う動作決まっているじゃないですか?

スタートからゴールまで一貫して走っているだけですよ?
どの局面でどの筋肉を使っているかなんて一目瞭然ですよ。
使う筋肉がわかっているのであれば、その筋肉を強化すればよいですよね?

それがわからないというのは、ただの怠慢です。
本当に知らなくてはいけないのは「どの練習をすればいいか?」ではなくて「どの能力と筋肉を鍛えなければいけないのか?」です。
それがわかればあとは「ハムストリングス 筋トレ」でググれば一発です。

そのひと手間、自分が取り組んでいる競技が極めてシンプルにもかかわらず、そのひと手間を怠ったばっかりに、あなたの記録はいつまで経っても上がらないんです。

頭が悪いとこうした話を理解できない

そしてここまで話しても、頭が悪いと次の3つの点で話を理解できません。

  1. ここまでの話が理解できない
  2. どの能力を伸ばしたらいいかがわからない
  3. 科学的知見に基づいたメソッドを理解できない

それぞれ解説します。

1.ここまでの話が理解できない

これはそのままですね。

[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/1022298-e1546411547218.png” name=”スポーツバカ”]なんか頭悪いとか言ってるよ、でも俺はスポーツ頑張るからいいんだ

と自己完結してそうです。
こういうタイプはそもそもが理解できないので説明するだけ無駄なのでスルーします。

2.どの能力を伸ばしたらいいかがわからない

突然ですが走りに必要な下半身の大きな筋肉はこちらです。

一方こちらはクリーンというウエイトトレーニング種目の解析図です。

この2つの図を見て、

クリーンという種目は走りに必要な主な筋肉を鍛えられるんだな。デッドリフトと途中まで同じ動きだけど、両方取り組む意味あるのかな?

こういう思考に至ることが必要です。
これを[lnvoicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/12/images.png” name=”スポーツバカ”]クリーンっていうのをやればいいのか!