【子供の走り方がオカシイ】~下を見て走ってしまう場合~
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「子供が下を向いて走ってしまうので足が遅い!」
もし下を向いてしまって足が遅いなら、それは意識をするだけで治ります。
今回はなぜ下を向くと遅くなるのか、また治し方を解説します。
【今日の結論】
意識するだけで治せる一番改善しやすいクセなので早いうちに治そう!
[lnvoicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2022/02/1619686b60aae99c4d85e70b455c8eca.jpg” name=”内川”]こんにちは、陸上アカデミアの内川です。
運動会や友達と遊んでいるところを見て
うちの子供なんか走り方がオカシイ…[/lnvoicer]と悩んでしまうことありませんか?
[lnvoicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2022/02/1619686b60aae99c4d85e70b455c8eca.jpg” name=”内川”]その理由が「下を見てしまっている」ということならば今回の記事で悩みを全て解決します!
目次
なぜ下を見て走ってしまうのでしょうか?
これは一言で言うと必死になりきれていないからです。
全員が命がけで走っている陸上競技100m走で下を向いて走ってる選手を見たことがありません。
一方[keikou]運動会の徒競走で下を向いて走ってる子供はよく見かけます[/keikou]。
もちろん走り方の上手い下手というものはありますが、基本的に「真剣に走っているのが恥ずかしい」「真剣に走ってるところを見られるのが恥ずかしい」という気持ちがあるかないかで、下を向く向かないというものは決まってくると思います。
真剣に走るのが恥ずかしいという、思春期の女の子に特に見られる症状です。
→【運動神経を上げるにはコーディネーショントレーニングだ!】
下を見る損する3つの理由
そもそも何で走っている時に下を見てはいけないのでしょうか?
これは3つの理由から走るのが遅くなってしまうからです。
- まっすぐ走れない
- 背中が丸まってフォームが悪くなる
- 目線が下がるので体が硬くなる
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.まっすぐ走れない
これは読んで字のごとくですね。
ただでさえ前を向いて意識的にはまっすぐ走ったとしても、100mは1mぐらい余分に走ってます。
直線距離は100mですが、[keikou]足が少し横に出てしまったり体がブレてしまったりしてトータルでは101mぐらい走っている[/keikou]んです。
真っ直ぐ前を向いた状態で1m余分に走っているわけなので、それに加えて「下を向いてまっすぐ前が見れない」となるとさらに余分に走ることになります。
100mを10秒で走ったとして10m進むのに1秒です。
とすると仮に5m走るのが伸びてしまうと、0.5秒も遅くなってしまいます。
100mを10秒で走って0.5秒遅くなります。
普通の人は100mのタイムがもっともっとかかりますので、さらに遅くなってしまうということです。
なので必ず前を向いて走りましょう。
2.背中が丸まると何がいけないのか?
次に背中が丸まるとなぜいけないのかという理由です。
これは足が上がらなくなり、さらには肩甲骨が硬くなってしまうからです。
まず背中が丸まると走り方はこういうフォームになります。
上半身が被ってしまっているので足が真上に上がりません。
さらに足を地面に着いて自分の体重で地面を押す際に、力が真上に抜けなくなってしまいます。
これは背中がピンと伸びていれば、つま先から頭の先まで力が一気に抜けるのでより遠くへ体を運ぶことができます。
→【より遠くへ体を運ぶにはバウンディングが良い練習になる】
3.目線が下がるので体が硬くなる
これはフェイス角度というものに関連します。
日本ではよく顎を引いて走れということが言われます。
しかしこの発想は前時代的です。
最新の研究では[keikou]顎を引いてしまうと三半規管が正常に作動しなくなってしまうこと[/keikou]がわかっています。
簡単な実験をしてみましょう。
[topic color=”blue” title=”顎を引いてはいけないことがわかる実験”]
まず全力で顎を引いた状態で前を見据えてみましょう。
ちょっと上目遣いになるはずです。
この状態で目線を左右に振ってみてください。
いかがでしょうか?
目がとても動きづらくありませんか。
続いて[keikou]耳の穴と鼻の穴が水平になる位置[/keikou]まで顎を上げてみましょう。
この状態で同じように左右に目線を振ってみてください。
先ほどと比べて目が良く動きませんか。
目線がよく動くということは、目線をコントロールしている顔の筋肉がほぐれているということです。
結果的に首から肩の筋肉にかけてもほぐれているので、体は非常に動きやすくなってます。[/topic]
詳しくはこちらの子供の走り方がオカシイ~顎(アゴ)が上がってしまう場合~を御覧ください。
→【子供の走り方がオカシイ~顎(アゴ)が上がってしまう場合~】
下を向いて走らない方法は意識するだけ
下を向いてしまう場合の解決方法はいたって簡単です。
[keikou]ただただ下を向かないように気をつければ良いだけ[/keikou]です。
しかしこれだけだと少し抽象的すぎるので、具体的な目線の位置をお伝えします。
首から上のフォームは先ほどの耳の穴と鼻の穴が水平になる形です。
そしてこの形のままゴールの10m先を見据えて走りましょう。
10m先を見る理由は、[keikou]ゴールを見て走ってしまうとその直前で目線が下がってしまいます[/keikou]。
すると顎が引けるので上目遣いになります。
結果的に先ほどの、首から下が緊張してしまう状態になってしまうのでゴール直前で失速します。
この減速を避け、最後まで全力で走り切れるためにもゴールの10mを見据えるようにしましょう。
まとめ
【今日のまとめ】
本気になってゴールの10m先を見据えて走りきれ!
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