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Coaching Card Day 110 | 2026-08-19 | Shoe-Surface Traction — 滑る子は、フォームの前に靴と路面を見る

Day 110 | 2026-08-19 | Shoe-Surface Traction — 滑る子は、フォームの前に靴と路面を見る
DAY 110 | 2026-08-19 | 水曜

Shoe-Surface Traction — 滑る子は、フォームの前に靴と路面を見る

物理・ダイナミクス

事象(レッスンでこう見える)

スタートや切り返しで足が滑る子に、フォーム修正を何度も重ねても直らない。

よく見ると、屋内の床でも土でも同じすり減った靴を履いている。

正体(科学的メカニズム)

進行方向を変えるときに使える力の上限は、靴底と路面の間の摩擦(トラクション)で決まる。低すぎれば滑って力が逃げ、高すぎても足が止まりすぎて関節への負荷や非接触の傷害リスクが上がると報告されている。つまりトラクションには「ちょうどよい範囲」があり、体の動きだけでは説明できない。
研究の読み方: 傷害との関連は主に成人の球技での報告であり、子どもの陸上場面に数字をそのまま当てはめない。
Traction
靴底と路面の間で使える摩擦の大きさ。
Utilized Coefficient of Friction
動作中に実際に使っている摩擦の割合。
Rotational Traction
靴が路面上で回るときの引っかかりの強さ。

打ち手(レッスンで使えるもの)

やりがちな間違い何が起きるか
滑る=踏み方が悪いと決めつける道具と路面の要因を見落とす
すり減った靴底のまま練習を続ける毎回条件が変わり動きが安定しない
どの路面でも同じ靴で通す路面ごとの摩擦差を無視する
  1. 滑った場面では、まず路面の状態と靴底を一緒に確認する。
  2. 同じドリルを路面を変えて行い、動きの差を比べる。
  3. 靴底の摩耗を月一回見る習慣を、子ども本人に持たせる。
今のは足のせいかな、靴と地面のせいかな。両方見てみよう。

既存指導との接続

すね角度(day079)や坂ダッシュの一歩目(day086)で押した力を受け止める「床側の条件」を先に整える確認手順として使う。

コンテンツ化の可能性

「滑ったら見る三点(路面・靴底・動き)」のチェック図解。

次回セッションへの引き継ぎ

滑りが出た路面と靴の組み合わせを記録し、次回同じ条件で再確認する。