【必読】小学生ががむしゃらに走るのは、それが最も速く走れると思っているから
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「子供の走り方ががむしゃらでいくら教えても治らない…」
それ、実はお子様にも言い分はあります。
「正しい走り方をした方が速く走れる」と納得させられれば、必ず走りは治るでしょう。
【今日の結論】
子供なりに頑張って速く走ろうとした結果なので否定せずに、正しい走り方を学ばせてあげよう!
小学生の子供の走りを見て
なんでうちの子はあんなにがむしゃらに走ってしまうんだろう…
と思うことありませんか?
それ、実は子供なりに頑張って速く走ろうとした結果です。
速く走りたいというモチベーションはあるので否定せずに、正しい走り方を教えてあげましょう。
目次
がむしゃらに走ってしまう理由はそれが速く走れると思っているから
結論から話すとがむしゃらに走ってしまう理由は速く走れると思っているからです。
ここで多くの方が [lnvoicer icon=”https://motebody.tokyo/wp-content/uploads/2018/01/icon_031750_256.jpg” name=”あなた”]まさか!!
と思うかもしれませんが、本当です。
競争させれば各々の一番速いと思っているフォームで全力で走ります。
やる気はありますが、ただ単に正しいフォームとは異なるというだけです。
子供達ががむしゃらに走って頑張ってしまう理由、それは唯一どうすれば速く走れるかがわからない、もしくは理解できないからだけです。
まずはここを理解してあげることから始めましょう。
変な腕振りも妙な前傾姿勢も、顎が上がってしまうのも全ては子供なりに速く走れると思っているからです。
速く走りたいというモチベーションはありますが、努力の方向性が間違っているということですね。
ではここで質問です。
これにきちんと答えられる大人も少ないのではないでしょうか?
説明できないことは絶対に自分でもできません。
ともするとおかしな話です。
自分でもできないことを子供にやれと言っている。
これは少し難しいですよね?
裏を返せば大人がわからないことなんだから、子供がわからなくてもしょうがないということです。
ではどのようにすれば正しく走れるのでしょうか?
今回は簡単なモデルを使って説明したいと思います。
正しい走り方のイメージは大玉ころがしである
まずかけっこにおけるスピードのイメージを説明します。
かけっこのスピードの上がり方
スピードの上がり方は大玉ころがしのそれと同じです。
人が走ると考えるから「頑張った分だけいきなりスピードが上がるんじゃないか!?」とか思ってしまいますが、人間も大体30kg~80kg程度の物体です。
そして身長も150cm~180cmくらいかと思います。
今回は身長160cm、体重60kgの物体とします。
この物体の形はボーリング玉のようなものと思ってください。
つまり球ですね。
この高さ160cm。重さ60kgの大玉を50m先のゴールまであなた一人で運ばないといけないとします。
どのように押しますか?
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●力士の立会いのようにいきなり全力でぶつかりますか?
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●大玉に手を添えて少しずつ速度を上げていきますか?
[/spcol2][/spcolwrap]
確実に後者の少しずつ押していく方が速く進むと思います。
そして徐々にスピードに乗ってきた段階で、前者のようにテンポを早く全力で押していくのではないでしょうか?
このイメージこそが短距離走におけるスピード感です。
はじめはゆっくり確実に力を加え、スピードが乗ってきたらテンポを上げ、最終的にはハイテンポで力を加え続けていく。
専門的に言うと加速度の有無によって、力の強さとテンポを変えていきます。
物体が動いていないときは勢いよく押しても動かないのでじわっと力を加えます。
速度がついてきたらどんどんテンポを上げて勢いよくをしていきます。
がむしゃら走りは前者の力士の立会いに近い
ここまで読んで来たあなたは既におわかりかと思いますが、がむしゃらに走ってしまうというのはいきなり早いテンポで足を動かしていることになります。
つまり力士の立会いのようにいきなり全力でぶつかっているということです。
速くは走れませんよね。
なので「がむしゃら走りで困っている」という時は、正しいスピードの上げ方のイメージをきちんと教えてあげることが大切なのです。
スタートはゆっくりと力を確実に加え、スピードが乗るに従ってテンポとスピードを上げていく
これが正しい走りのイメージです。
でもうちの子は正しく走れないと思う…というあなたへ
正しく走れないのは子供だけ?
と言われても
と思ってしまうかもしれませんよね?
ですが私たち走りのプロから見れば大人もとんでもない走り方をしています。
ただそれはあなたが悪いわけではありません。
基本的にみんな正しく走れていないんですよ。
理由は走り方なんて人生で習わないからです。
習ったとしても体育の授業でさらっとなぞる程度ですよね?
数学はできないと赤点で進級できませんが、体育で50mが遅くても赤点にはならないです。
義務教育が終了すれば数学は三平方の定理まで学習します。
つまり大人は皆三平方の定理を使えることになります。
一方大人は皆50mをきちんと走れるわけではないです。
これ当たり前すぎて見落とされてるんですけど、「大人の平均かけっこレベル」とでも言いましょうか?
これが低いので子供にもきちんと教えられないわけですね。
自分ができていないことを子供にやれと言っても少し難しいですよね?
ましては小学生です。
内川が出来ないことを子供にやらせる場合はどうするか?
例えば私はピアノが弾けません。
そんな私が「ピアノ 初心者 小学生」と調べた結果、Googleが [voicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/10/images.jpg” name=”Google”]ピアノを上手に弾くコツは鍵盤に常に触れている状態から、鍵盤を押すことです![/voicer]と教えてくれるとしましょう。
これを知ったからと言って子供に[voicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2022/02/1619686b60aae99c4d85e70b455c8eca.jpg” name=”内川”]ピアノを上手に弾くコツは鍵盤に常に触れている状態から、鍵盤を押すんだ![/voicel]と力説したところで [voicer icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2018/11/284310-e1542705550657.png” name=”子供”]それってどういう意味?[/voicer][voicel icon=”https://rikujou-ac.com/wp-content/uploads/2022/02/1619686b60aae99c4d85e70b455c8eca.jpg” name=”内川”]う~ん…[/voicel]となってしまって終了です。
つまり、我々は習ったこと以外出来ない生き物なんです。
そもそもこんなに生活に幅があるのは人類だけなので、我々が取り組む活動は一筋縄では行かないことばかりです。
そんなときは自分でできないことをわかったふりをして子供に教え、子供が遠回りしてしまう前に、わかっている人に任せるのが懸命ではないでしょうか?
本気で子供のかけっこ速くしたいと思っている場合は自分できちんと勉強して教える。
自分で教えられない場合はきちんとプロに任せましょう。
直接教えてもらってもいいですし、様々な理由によって直接指導できない方のためにこうしてブログを書いています。
小学生時代の運動能力が将来の高い学歴と年収に直結するという研究結果も出ています。
お子様の将来をを本気で心配されているご両親は、「スポーツをおまけ」と捉えないで運動能力を上げることに本腰を入れてチャレンジしてみてください。
まとめ
【今日のまとめ】
がむしゃらに走ってしまう理由は速く走れると思っているからなので、正しく速く走れるイメージを教えてあげることが大切。
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