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Coaching Card Day 011 | ジャンプ | CMJとSSC

Day 011 | ジャンプ | CMJとSSC
Day 011 | 2026-04-15

「しゃがんでから跳べ」には科学的根拠がある

火曜:ジャンプ・プライオ・SSC

ジャンプの練習で「しゃがんでから跳んで」と指示すると確かに高く跳べる。しかし子どもに「なぜしゃがむと高く跳べるの?」と聞かれると説明が難しい。

しゃがまずに跳ぼうとする子(棒立ちジャンプ)は明らかに低い。保護者も「反動をつけるとズルでは?」と思っている場合がある。実はSSCという筋肉の仕組みが関係している。

Stretch-Shortening Cycle(SSC)

しゃがむ動作(カウンタームーブメント)は筋肉のエキセントリック収縮。これにより弾性エネルギーが貯蔵され、直後の跳躍で放出される。

しゃがむ(エキセントリック収縮) → 筋腱複合体に弾性エネルギーが貯蔵される → 伸張反射(stretch reflex)が追加の筋活性化を引き起こす

跳ぶ(コンセントリック収縮 → 弾性エネルギー + 筋収縮力 + 伸張反射 = 大きな力発揮 → CMJはSJ(しゃがんだ状態から跳ぶ)より約10〜20%高い
研究: CMJのジャンプ高がSJを平均約2〜4cm上回る。弾性エネルギー貯蔵と伸張反射が主因(Bobbert et al., 1996)
研究: SSCは走る・跳ぶ・投げる全ての自然な運動パターンの基礎(Komi, 2000)
研究: 小児〜思春期のプライオメトリクストレーニングは安全かつ有効(Lloyd et al., 2012)
研究: 子どものSSC能力は成長とともに向上するが、トレーニング介入で加速できる(Radnor et al., 2018)
✕ やりがちな間違いなぜダメか
「反動を使わないで跳びなさい」SSCを封じると跳躍力が20%低下。反動こそが正しいメカニズム
しゃがむ深さを指定しない浅すぎ→エネルギー不足、深すぎ→切替え遅延でエネルギー散逸
ジャンプの高さだけを評価着地の安定性・切り替えの速さも見ないと膝の怪我リスク

1. 「ゴムのイメージ」で説明

  • 「ゴムを伸ばして離すとパチンと飛ぶでしょ?体も同じ」
「体の中にゴムが入っていると思って!しゃがむとゴムが伸びて、跳ぶとゴムがパチン!しゃがんだら止まらないで、すぐ跳ぶのがコツだよ」

2. 切り替えの速さを意識

  • 「しゃがんだらすぐ跳ぶ!ゆっくりしゃがむと力が逃げるよ」

3. ドロップジャンプの段階的導入

  • 低い台(10〜20cm)から降りて即座に跳ぶ → SSCを強化
(保護者向け)「しゃがむ動作はズルではなく筋肉の仕組みを正しく使っているだけです。走りの中にも同じ原理が使われています」
走りの接地局面はSSCそのもの:足が地面に着く瞬間のエキセントリック→離す瞬間のコンセントリック。ジャンプ練習は走りのパワー発揮の基礎訓練
ウォーミングアップの連続ジャンプ:レッスンに組み込んでいる理由の科学的根拠
「ジャンプが高い子は足も速い」:経験則の裏付け → SSCが走りにも跳躍にも共通
形式テーマ案
ブログ記事「反動をつけて跳ぶは正解。しゃがむ動作が跳躍力を20%高める科学」
LINE配信「ジャンプが高い子は足も速い。その理由はSSC」
保護者向け動画「なぜしゃがんでから跳べが正しいのか — ゴムの原理で2分解説」

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