子供のためを思っていたことが、成長を妨げていたんですね…
実際のレッスンを行っていると、そう言われることが多々あります。
ですがそれは仕方がないことです。
「子供の育て方」であれば本やネットでたくさん情報が見つかるかと思いますが、「子供のスポーツの習わせ方」などという情報はどれだけ検索しても見つかりません。
そういった意味で、「それは仕方がないこと」です。
陸上アカデミアではそうした「子供のスポーツの習わせ方」に困っているお父様、お母様に寄り添っていきたいと考えております。
- とにかく毎日のように特定の習い事をさせている
- 1度決めたのだからチームを変えることや種目を変えることに抵抗がある
- 実は親子で目標がズレている
- 子供の言行一致度が低くて怒ってしまう
陸上アカデミアでは、長期的目線では確実に成長が感じられるプログラム、短期的目線では改善点がハッキリしているレッスンを両立することにより、子ども自身が「あ、成長している」と必ず感じられるシステムを取っております。
これにより、
ちゃんと練習しなさい
真面目に取り組みなさい
と言った、親目線でも言いたくない上に、子供自身も言われたくないセリフを発する必要がなくなり、スポーツにおける親子関係もより円滑になります。
指導は一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの走り方改善は絶対の実績と信頼を持っています。
子供本来が持つ運動能力へ
たった半年でこの変化(どちらも当時の全力疾走です)
この3つの動画は1回のレッスンでの変化です。
スキップBifore→After
立ち幅跳びBifore→After
ダッシュBifore→After
お子様一人ひとり走り方は違うもの。
豊富な実績にもとづくノウハウと、丁寧なカウンセリングで、あなたのお子様だけのオーダーメイドの指導を行います。
かけっこ教室はどこでも同じですか?
と聞かれることがありますが、その答えは
いいえ!
となります。
走り方に限らず、スポーツの指導には大きく2種類あります。
1つは10名以上の教室で、コーチが見せた動きを後ろから子供が真似する形式。
一方、陸上アカデミアの指導は、コーチの1人に付き子供は4人までと決まっております。
理由はそれ以上の人数を指導することは物理的に不可能だからです。
スポーツ教室において「大人数過ぎてうちの子全然指導してもらえていない…」という悩みが最も多いことを私達は熟知しておりますので、陸上アカデミアでは徹底的な少人数指導にこだわっています。
「走りとはなにか?」から学んでいくアカデミズムなレッスン
陸上アカデミアのレッスンは「走りとは何か?」をきちんと言語化するところから始まります。
例えばよくあるかけっこ教室の指導では「ももあげ」を練習として行いますし、それに疑問すらいだきません。
ですが陸上アカデミアでは、「なんでももあげを行うと足が速くなるのか?」を0ベースできちんと子どもたちに考えさせます。
ここでは「ももあげをすることは必要か?」を子どもたちと考える際の実際のトークフローをご紹介します。
これが手を変え品を変え、レッスンの中で行われます。
事実として「足の速い人」はももが上がっているかを確認する。
足が速い人はももが上がっていることが事実として確認できたら、次にももを上げること自体が目的なのか、副次的にももが上がっているかを考える。(このように事実と仮定を分けて考えることが必要です)
「ももを上げることが目的」となった場合に矛盾点はないかを考る。
速く走るためにはももを上げることが大切であるのであれば、1番ももを上げた人が1番速いということになる。
とすると、最も速い走り方はももあげ走りという結論になってしまい、観測した事実と矛盾が生じてしまうことになる。
矛盾があれば仮定が誤っているので、その仮定に立ち返って考える。
今回の場合であればももを上げることは目的なのか結果なのかという部分。
つまりももを上げることは結果ということ。
ここで「ももを上げることは結果」という結論が導けたので、ももあげ自体に意味がないことがわかるす。(つまり因果関係ではなく相関関係です。「夏はアイスの売上が上がる。夏は海難事故の発生率は上がる。つまりアイスの売上が上がると海難事故の発生率は高くなる。従ってアイスの販売を規制すれば海難事故の発生率は抑制できる。」これと同じ誤りです。)
ももを上げる高さを高めたところで足は速くならない。
では何をした結果ももが上がっているか?を考える。
ここから走りのポイントを見つけていく。
これは先程のSTEP2と異なり二択ではないので、コーチから助言が必要となる。
話を変えて、子供に自分の家を思いっきり押すことを想像させる。
その時に、
「①家が前に動く
②自分が後ろに動く
どちらだろう?」
という問いを与える。
ここでほとんどの子供は②と答えるので、「動かないものを押すと自分が押し返される」という事実を理解する。
「地球を押すと動かせるか?」を確認し、垂直跳びをその場で行わせる。
その後「今は地面をどっちに押した結果、自分はどっちに動いたか?」を確認し、真下に押した結果真上に移動することがジャンプであると言語化できるようになる。
同様の話を立ち幅跳びでも行い、「地面を斜め後ろに押した結果自分が斜め前に進んだ」ということを理解させる。
このときジャンプをする向きと、走りでももが上がってくる向きは同じなので、地面を押したからももが上がってくることがわかる。
1の力で地面を押すと1ジャンプでき、10の力で押すと10ジャンプできるので、ももが高く上がる→強く地面を押していることが導ける。
速く走っている人はももが上がってくることは観測事実だったので、以上の理由から速く走る人は地面を強く押しているのでももが高く上がっていることが導け、逆に地面を強く押せば速く走れることがわかる。
一度このような「強烈な納得体験」をすることによって、子どもたちは「速く走るためには地面を強く押す必要がある」ということを心の底から納得します。
こうして自分から納得したことに関しては、子供は大人もびっくりするような集中力を発揮して取り組みますので、これが陸上アカデミアの圧倒的な結果に繋がっております。
実際のレッスンでももあげ不要論を説明している動画
「本当の考える力」を育むレッスン
近頃「考える力を育む」を謳ったスポーツ教室やその他習い事は多いですが、陸上アカデミアの視点で見るとどれも甘いと言わざるを得ません。
近くのかけっこ教室でも、「最後に全体の前で今日の練習の感想を発表するスピーチ」があることによって「考える力を育む」とありませすが、果たしてそれで考える力は育つのでしょうか?
あなたが本当に子供に身につけてほしい考える力とは、「論理的思考能力」のことではないでしょうか?
だからこそ子供の習い事でプログラミングが流行っているわけです。
つまり、その習い事を通して論理的思考能力が身につかないのであれば、それは「考える力を育んでいる」とは言えないわけです。
その点陸上アカデミアは、徹底的に考えさせます。
- 今何を意識するのか?
- そのために何を変えるのか?
- やってみた結果どうだったのか?
- 想像と違ったのであれば何が違ったのか?
- 次の1本で修正するには何を変えるのか?
- etc…
何もなしにこうした行為を強制することは苦行ですが、短期視点では「自分の動きが変わって楽しい」というメリットがあり、長期視点では「その改善を積み重ねていくことによって目標を達成できる」というメリットがあるので、子どもたちはこの思考のループにハマっていき、最終的には論理的思考能力を身に着けていきます。
実際に5年間走りを見ているラグビーの仙台兄弟の兄は、「レッスンを受けていて明らかに頭の回転が速くなった」と言っています。(仙台兄弟の指導実績とインタビューはこちら。お子様がラグビーをやっている場合は必ず見てください。)
レッスン中の実際のフィードバックの様子はこちら
フィードバック例を文字起こしすると
青:内川・赤:生徒
自分的に何点?
5点満点、いつも通り
2点ぐらい
2点ぐらい
OK
どうしようか?
いつもどおり見る前に聞く?
うん
どこをどうしようかっていう話
何が2点だった?
3点分足りなかったわけじゃん今のって
うんうん
何がどう足りない?
前に進めてないっていうか…
前に進んでない
うん
1個ある
前に進むっていうのってさ最終的な目標じゃん?
前に超速く進みたい
はい
で、前に進んでないのはなんで?
押しきれてない
正解!
ほい
あとね、俺的に見るともう1個
その進んでなくてもしきれてない理由で1個ある
~セルフチェック中~
なんか足は…
足を回ってるけどなんか
押しきれてないっていうか
あー、そうだね
すごい大げさにやるとさこんな感じだよね
うん
2つ矢印があって
はい
1番は地面を押します
その結果1’として押し出されますじゃん?
で今のってこれ左足浮いてるを思ってね
はい
右足だけ付いてると、右足でやるとして
右足を上に上げます
うん
落としますで終わってるじゃん?
うん
だから押した結果上がってくるっていうふうにしたい
ああ
それだと今のだとさ
上には上がってるんだけど
あんまり進んでないになっちゃうから
はい
そこでいこう
バウンディングはその進む矢印2つとして自分で押した分を押し返されるっていうのと、ジャンプで単純に自分の滞空時間を伸ばすっていうのがあるから、まず押せるように
はい
で、あーどうしよっかな
課題もう1個あるけど先に言う?後で聞く?
先に
OK
ついてる時間が長い
見えるよね?
~セルフチェック中~
この付いてる時間を覚えておいて、俺ちょっとこの後やるから
うん
~内川実践~
ちょっと短いでしょ?
うん
多分この話って前にしたけど、1秒で10の力加える人と10秒で10の力加える人は、1秒で10の力加えられる人の方が強いじゃん?
はい
だから同じ力を加えるんだったら(時間は)短い方がいい
はいはい
よし、いこうか、練習
何本で上手になりそう?
3本ぐらい?
OK、3本で課題は?
今2つ言ったなーんだ?
着いてる時間が長いっていうのと
だからえーと短くしよう
長いだとさサッカーやっててさ、「ボール蹴れないんだけど…」で終わっちゃうから、どういうのをしたいっていうところまで修正点を自分で言うのと、あともう1個
あともう1個は、こう…着いた時に
うん
こう何か…もらえてないっていうか、なんか…押しきれてないっていうか…
あー、そうだね、わかる
うーんとね、それの感覚で言うと押す方向が下になってる
うん
こっち側、斜め後ろ
今進みたい方向の真逆に押さないと進まないじゃん?
はい
だから今進みたいのが今の感覚だとこっちに
はい
こう押してるから
はい
こうを押せば、こう跳ぶじゃん?
そこをちょっと気を付けて
はい
いいよー、あんまり言いすぎてもしょうがないから
【以降ここまでの繰り返し】
上はサッカー全国大会で優勝した福岡君のレッスンです。
紹介とインタビューはこちらに載っているので、お子様がサッカーをやっている方は必ず見てください。
このように、陸上アカデミアのレッスンを受けると論理的思考能力が向上します。
あなたもお子様にスポーツだけではなく、学校生活全般で使える論理的思考能力を与えてみませんか?